若者のブロックの心理、「された辛さがあり負けたくないから」で大人の成長ができなくなる便利ツール。核家族により多様化を知らぬ世代

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最近「ブロック」について語ったが最終章! 

ネットやSNSにおけるブロック機能は便利だ。
便利すぎるがゆえに、対話による和解、切れない親族との距離感を学べなくしている、と思っている話をする。


安易にブロックして、自尊心を保てる。

その代わり失うのは何か?


ブロックできない関係の相手に、「妥協してうまくやり取りする工夫」が見につかずに関係が悪化することである。


ふと浮かんだイメージは、50年前の団塊世代の幼少期、二世帯と多い兄弟から学んだ「理不尽」である。

サザエさん症候群、それは日曜日に流れるサザエさんで「明日の月曜日」から憂鬱になる自称だ。


高度経済成長が始まった50年前から、家族構成は「3兄弟」くらいで祖母も祖父もいた。

色々な性格もあり、多い兄弟姉妹で喧嘩をして理不尽を味わってきたはずだ。
親も多忙ではあるが、3兄弟以上だとそこまで手をかける余裕もなく、親戚や祖母祖父による教育もあった。


だから、ある程度、兄弟祖母祖父で多様性を知っている子たちは「自分と他は価値観が違う」「理不尽によって耐える事も必要」と学ぶ

恐らく、それを知らぬまま成人となった人は、自分の考えを押し付けやすいし、いざケンカになった時に修復ができなくなる。


その点、自分の環境は3人兄弟、祖母祖父も近くにいて「自分は他とは違う」という考えもあったし、父の理不尽な力(物理)や理不尽を受けて育ったため、耐える方法を身に付けていた。


話を戻すが、ブロックという最近の便利機能は上記「価値観の成熟」を得た人とそうでない人で扱い方が違う、と個人的には分析する。

高齢者の方、達観できる方ほどこのあたりの思想、価値感は共感してもらえるかもしれない。
一方若者には、「何言ってんのコイツ?」となると思う。


だって、生まれも育ちも一人っ子で、物心ついた時からネット友だちがいて、いやになったらすぐ「やめる」か「ブロック」で快適生活を手に入れられるから。

兄妹で喧嘩した時には、序列が決まっていて基本年上が勝つ。でも母親がいると、お兄ちゃんは我慢するような場面も出てくる。

一方、ネットは基本対等。ブロックされてイラついた人は、序列が下に思われて悔しくなり、ブロックし返す。
その感情を、別の人にもちょっとしたことでブロックすることで復讐、スカットする快楽になったりする。
そして、その理不尽なブロックを受けた人も病んで、ブロックが横行する。

その負の連鎖を生み出す根本は「劣等感」と「価値観の違いを理解できない幼さ」である。
それら生み出す原因は、核家族化による序列と理不尽の未経験だと考えた。




で、ブロック機能があるココナラビジネスの場でも好き放題適用させる輩が一定数いるから、治安が悪くなるのだと思う。

その便利さ故、乱用せずに適切に使おうね、という話だ。




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