公務員を目指すための”志望軸”を作ろう

記事
学び
フリー面接トレーナーのnoriさんです。
面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

公務員を目指す方、「志望軸」ってありますか?
「安定」でしょうか。
もちろんそれは外せません!
ですが、面接ではそれだけじゃあ勝ち残れない💦
一緒に考えてみましょう!

今日の【めんたいこ4】

目的意識、モチベーション

 タイトルにあるように今回は公務員希望者を対象に書きますが、その他の就職希望者にも通じまています。
公務員を目指す人が一番最初に考えてほしいことについて書きたいと思います。
一番最初は、筆記試験に向けた対策方法?予備校に通うかどうか?

いいえ、違います。

では、公務員を目指す!!と志している方に質問です

何のために公務員を目指しますか???

「何?いきなり志望動機?」って思われた方ごめんなさいm(__)m

そう一番最初は志望動機です。

志望動機は面接前に考えたらいいんじゃない?

筆記試験が大変なのは十分わかっています。だって大変そうなのは毎年見ていますから💦

それでもあえて志望動機を考えようというのは、面接対策のためではありません!

「じゃあ何?」

それは自分のモチベーションのためです😃
長い公務員試験勉強の中で、一度は、挫折し欠けます。
「何のためにやってたっけ?」
「もう勉強やらんでもえかろー?」
何度このような嘆きを聞いたか💦

公務員になってやりたいことあるの?

何がしたい?って言われても難しいですよね。公安系や国家公務員なら、専門的な仕事なので、ある程度やりたいことと聞かれても答えはあるでしょうが、地方公務員の行政事務職の場合は何をやりたいと言えばいいのか難しいところです。
よくある一般的な話では、観光PRと聞きますが、本当に本人がやりたいことなのかどうかはわかりません。他に思い浮かばないから出てくる言葉のようです。

なので無理にやりたいことを考えなくても、後から考えでもOKです。その代わりに、やりたいことを見つけやすくするための下地は整えておきましょう。そのためのワークです。 

Will Can Mustというフレームワークをご紹介します。
これは、リクルート社が従業員の育成に使っているフレームワークとして有名です。それを私がアレンジして、フレームワークをつくってみました。
公務員を希望する人のために、何のために公務員目指すんだっけ?というそもそもの話を、自分自身に向けて話せるように、考えを整理するための内容です。こういったことを内発的動機付けとも言います。
つまり、自分のやる気は自分で高めろってことなんです。両親に言われるよりも、周囲の評判で決めるよりも、一番自分をやる気にさせるのは、自分の想いなんです!

Will Can Mustフレームワークの説明

公務員WillCanMust.jpg
手書きでも書ける簡単な図です。実践してみよう。
まず簡単に説明しますね。

①言葉の意味
Will  仕事を通じて実現したいこと(目標・夢)
Can  今の自分に何ができる?今の自分はどんな人?
Must  公務員の仕事、必要な資質・能力

②最初に考えるところ
Will Can Mustの中の、Mustから考えるのが良いと思います。
だって最初にWillから始めると思い浮かばずにこのワーク終わってしまいますしね💦

③Must(公務員の仕事)の欄に記入すること
(例1 仕事内容)
 ・窓口業務(住民との会話、説明、電話対応、相談対応)
 ・資料作成、インタビューやアンケート調査、会議の段取り
 ・広報(自治体の取り組み、給付金など案内、市外県外に向けて移住や観光の情報発信など)
(例2 分野)
 ・戸籍、税金、生活保護、観光、中小企業、移住定住、育児、介護など
(例3 課題)
 ・少子高齢化・人口減(社会像、自然増)・農業担い手・環境問題など
※Mustの欄を埋めることで、仕事調べにも繋がります。

④Can(今の自分に何ができる?)の欄に記入すること
(例)
 ・接客業アルバイトで話すことは慣れた、マナー言葉遣いなど自信ある
 ・SNSでフォロワー1000人いる。発信力には自信がある
 ・マーケティングを勉強している。
 ・学際実行委員で大きなイベント企画や運営の経験がある 

⑤Will(仕事を通じて実現したいこと)の欄に記入すること
・興味のある分野など(経済、教育、介護、障がい者の生活、移住定住、観光、企業誘致 他)
・関心のある社会課題(人口減、地域の安全、経済発展、地域格差、交通渋滞、子育て・待機児童、雇用など)
・なりたい姿(大きなプロジェクトの達成、町の名物職員、憧れられる先輩像、出世)

Will Can Mustフレームワークをやってみよう

順番(③→④→⑤)に考えながら記入する
 徐々に自分の考えを整理しましょう。
☆まずはMust欄から考えることで、自治体研究ができるよ😊

Must欄の記入内容の調べ方
1.自治体の採用説明会
2.job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)(リンクあり)
3.各種メディア(youtubeなどのSNS、書籍)
知らないことは、調べるしかありません
勝手な想像や先入観で、公務員の仕事はコレと決めつけることは危いです。

☆次にCan欄です。ここはいわゆる自己分析です。経験談を中心に、何をやって何を得たかをしっかり情報整理しましょう。

Can欄の記入内容を考える注意点
最初から、「私は協調性がある」などと決めつけていると、それしか考えられず、本来なら多様にある自分の個性を封印してしまうので気を付けて👆誰にでも、良いところはたくさんあるし、短所と思っていても、裏を返したり、見る人が変わればそれは長所です👍

☆最後にWill欄です。ここが一番難しい。見つからないって方は、少し考え方を変えてみましょう。
これまでMust欄とCan欄を埋めた内容を見てみましょう。
Must(やらなければならない仕事)が自分にとってCan(できること、得意なこと)だったら嬉しいですよね??自信も持てます!

例えば、
Must 窓口業務で住民の方の悩みを聴いたり、自治体ができる対策を紹介して安心させる。Can サークルで後輩や同級生の悩み相談を受けてきた。アルバイトで商品をたくさん提案して売上を上げたことがある。

やらないといけないこと、期待されていることが、自分の得意分野だったら!それは仕事にやりがいを持てますよね😊
窓口で住民の対応を行うプロフェッショナルになることを目指す

こんな感じでもいいとです。そこから想像を膨らませると、住民の不満や要望を聴くことも仕事ですので、部署内で提案して新しい企画を立案するきっかけにもなるかもしれませんよ。

最後に

公務員試験は長い対策期間が必要のため、途中挫折してしまう方が少なくありません。お金を払って予備校に行ったにも関わらず諦めたり、企業就職と並行して行う場合、企業の方が先に内定が出るので、そこで緊張の糸が切れることが多いんです💦
それでも諦めずに最後まで続けた結果、希望の自治体の内定を得た方の満足度は高そうですよ。
やり始めるまえに計画的とモチベーションの原点を探しましょう。

それではまたね(@^^)/~~~
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す