vol.8 天国の愛犬からのメッセージ

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コラム
vol.3で少し書きましたが、去年の年末に愛犬を亡くしました。
あれから2か月くらい経ちますが、今でも思い出すと悲しくなり、「もっとできたことがあったのではないか」と後悔してしまうことがあります。

少し前に部屋の掃除をしている時です。掃除機をかけようとして、窓の前に置いている観葉植物の鉢のところへ行ったら、鉢の中にあるはずの石が一つ外に落ちていて、それを見てハッとしました。これは亡くなった愛犬が生前よくやっていたいたずらなのです。よく葉っぱもビリビリにされましたが、石もいくつも鉢の外に出して、私が帰宅してそれを発見し、「コラー!」と怒ると、嬉しそうに私のところへ寄ってきました。私がいつ帰ってくるのかわからない不安でやるときもあれば、私の注意をひきたくてやっていたのもあるようです。
ちなみに、鉢植えの周りに何も置いていないので、石が何かに引っかかって出て来たりすることはありえません。もう一匹の犬はそういったいたずらは一切しません。
床に落ちている石を拾いながら涙が出ました。

その数日後のある夜、何かを確認しようとして携帯の写真フォルダを開いたら、「1年前」というタイトルで亡くなった愛犬の写真が出ていました。思わずタップしてしまい、次々に色んな犬の写真を開いて、だんだん涙が出てきました。
犬に会いたい。アニマルコミュニケーションで繋がってお話できるけど、抱っこしたい、なでたい、ペロペロなめてほしい(生前もあまりやってくれなかったけれど)、触れたい・・・と思ったら、涙が止まらなくなりました。

その翌朝、掃除機をかけようとしたら、また観葉植物の鉢植えの横に、石がひとつ落ちていました。それを見て
「あ!犬が来てくれたんだ!」
「本当に犬がこれをやっているんだ!」と思い、涙が出たのと同時に、
「・・心配させてる」と思いました。
きっと昨晩の私を見て「泣かないで、私はいつもそばにいるよ」と言いたかったのだと思います。

アニマルコミュニケーションの色んな本を読んだり、実際に自分が天国支部のペットさんとコミュニケーションをしていて思うのは、やはり天国のペットさんは家族が悲しんでいる姿を見るのは辛いそうです。
悲しみすぎないで、
もう痛みや苦しみから解放されてるから大丈夫だよ、安心して、
お母さんの笑顔が見たい、
家族が楽しく過ごしているのを見て安心する、
と言うのをよく聞きます。

冷静に考えれば、いつか自分が天国へ行くとき、彼らと再会することができます。わかってはいるのですが、どうしても今触れられないことが悲しくなってしまいます。”一緒にいる”ということに、つい執着してしまいます・・・。

私の愛犬がかなり弱ってきている頃に受けた依頼で、天国支部のとある犬さんとお話する機会がありました。
その際に、私は思わず自分の状況について泣き言を漏らしてしまいました。
「今私の犬がかなり弱ってきていて、肉体を脱ぐ日が近づいてきているみたいで、私はその時が来たらすごく後悔しそう・・・」と言ってしまいました。すると、その犬さんは、
「”死ぬ”ということを悲しいことだとジャッジしないで。今あなたが言った通り、ただ肉体を脱ぐということ、この世を卒業するってことだよ。それに良いも悪いもないんだよ。もし後悔したくないのなら、今に愛情を注いでね」と言いました。それを聞いた時、私は未来への不安でいっぱいになっていたことに気付きました。明日、明後日、犬はどうなっていくのだろう、毎日そればかり考えていました。今目の前にいる愛犬に集中するべきだと気付いたのです。
そのすぐあとに愛犬は亡くなりました。その時に かの犬さんからもらった言葉にかなり救われました。「これは悲しいことじゃない(と言っても悲しくなってしまうけれど)、犬の形状が肉体から魂のみに変わったというだけ!またいつか会える!この世を卒業したのだ!」と自分に言い聞かせながら、しばらく自分を励ましました。今でも悲しくなると思い出して、冷静な気持ちを取り戻すようにしています。

お互いの魂の成長のために私たちは出会い、色んな感情を学びます。死を見送るということも、とても大きな学びです。
今もアニマルコミュニケーションの依頼で、他の方の天国支部のペットさんとお話しする時、その内容に私も励まされることがあります。
そうして少しずつ気持ちの整理ができて、いつかは「私の犬は本当に素敵な犬だった。貴重な出会いだった」とただただ感謝できる日が来るのだと思います。

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