ミラーレスカメラの設定を変えて、素敵な写真を撮影しよう

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せっかく一眼レフやミラーレスカメラを持っているのに、オートで撮影していませんか?オート撮影とは、メーカーが誰でも簡単に撮影できるように設定されたものです。子供でも簡単に綺麗に撮影できますが、自分らしさが出ません。カメラの設定を変えることで、自分の個性が出る写真になります。景色が深い写真、明るい写真、周囲がボケている写真。どんな写真が好きかは人によって違いますが、自分が気に入る写真を、自分の手で取りませんか?
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カメラの構成
様々なカメラの中は、「ISO」と「シャッタースピード」と「F値(絞り)」で構成されています。一つ一つ役目があって、設定を変えることで、撮り手の感性を活かせる写真を撮ることが出来る大事な機能です。写ルンですなどのインスタントカメラは、既に設定されて売られています。コンパクトカメラはシャッターを押すだけで写せるように、メーカーが設定してくれています。ミラーレスカメラと一眼レフカメラは、自分で設定することができます。
ISOについて
一般のカメラでは ISOは100から6400まであります。100は光感度が低いのですが、日中は十分です。6400は光を取り入れやすく夜に使うことがありますが、800以上になると画質が落ちます。
 F値(絞り)について
F値は取り付けられているレンズによって異なりますが、数字が低いほどピントを合わせたところ以外はボケやすく、数字が高いほど背景もくっきり写ります。人を写すにはF5.6ぐらいで十分です。遠い景色までくっきり写したいときは 、F値を11にすると良いでしょう。ただ、数字が大きくなるほど暗くなりやすいです。
シャッタースピード(SS)について
シャッタースピードは、60“(60秒)、30”(30秒)、1”(1秒)、50(1/50秒)、125(1/125秒)、200(1/200秒)………1000(1/1000秒)など、設定を変えることが出来ます。
シャッターを開ける時間が長いほど明るく、被写体がぶれやすくなります。125(1/125秒)以上にするとぶれにくいです。水を弾けるような感じにしたいときは、シャッタースピードを短く設定し、流れるようにするならシャッタースピードを長くしましょう。
ミラーレスを手にしたら、自分流に設定してみよう
役目を知ったところで、設定をしてみましょう。急に難しいマニュアルをするのは、戸惑いますよね。まずは簡単なところから設定して、慣れていきましょう。最初は失敗してもかまいません。自分の撮りたい写真のイメージを掴んで、設定をやりくりして撮影していきます。自分の好きな色が表現できたら、そこに自分らしさが出てきます。
徐々に慣れていきましょう。
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【P】プログラムオート
ISOだけを自分で決めて、F値・シャッタースピードはカメラが決めてくれる機能です。フルオートに近く、撮影者がピントを合わせて、シャッターボタンを押すだけで、手軽に撮影できます。しかし、ボケやブレといった作業効果を狙うことは苦手です。

【Av】絞り優先
F値は自分で設定し、シャッター速度はF値に合わせてカメラが自動で決めてくれます。ボケ量に直結するF値を自分で自由設定できるため、使用回数が多くなります。表示が「A」となっているメーカーもあります。

【Tv】シャッター優先
シャッタースピードとISOは自分が決めて、F値はカメラが決めます。 止めやブレの表現に直結するシャッタースピードを自由に決められるため、動きを止める被写体に有効です。 表示が「S」になっているメーカーもあります。

【M】マニュアル露出
F値、シャッタースピード、ISOのすべての設定を自分で決めて、独自の感性を出すことができます。 非常に暗い場合や、光が安定しない場合でも安定した露出を得られますが、使いこなすには慣れが必要です。
撮影してみましょう
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最初は「P」の設定で撮影してみましょう。ISOを設定するだけで、簡単に撮影できます。設定をする練習にもなります。慣れてきたら設定する項目を増やすのがオススメです。
「Av」はF値とISOを設定することで、シャッタースピードをカメラが設定してくれます。人などの被写体の背景の雰囲気を変えたい時にオススメです。ボケ感を出すときはF値を小さくします。F値が大きくなると背景をハッキリと映します。
「Tv」はシャッタースピードとISOを自分で設定して、F値はカメラが設定して撮影します。シャッタースピードを速くして動いている水を止めるように撮りたい時や、動くものを撮りたい時に向いています。
「M」は全ての設定を自分で行います。素敵な景色を思うように撮影したい。そんな気持ちを叶えてくれます。明るさや暗さを見ながら、独自の色を出せます。

設定しながらの撮影は慣れなくて、失敗することもあるかもしれません。しかし、失敗してこそ成功があります。失敗を繰り返すことで、撮りたいと思う写真のイメージが沸いてきます。たくさん撮影して、感性を活かした作品を作り上げてみませんか?
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まとめ
私はカメラを使い始めた頃、オート撮影をしていました。せっかく良いカメラを持っているのに、思うような写真が取れませんでした。実際に見えている景色より、明るく写真に映し出されていました。今のiPhoneも明るく撮影できますが、シャッタースピードが遅いためペットや子供の動きだとブレてしまいます。またiPhoneでの撮影はf値(絞り)が低いために明るくは撮影できますが、ミラーレスカメラで撮影のように景色に深みがないように感じます。目に映っている景色は綺麗なのに、なぜレンズを通したら明るくなるの?そんな思いがあり、カメラの使い方を学び、自分の好む写真が取れるようになりました。
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私が愛用しているiPhoneも、バージョンアップするにあたって、カメラ機能も高くなりました。しかし、私の好きな写真を再現してくれるのは、設定を細かくすることが出来るミラーレスカメラや一眼レフカメラです。自分の感性を活かした写真が出来るまで、設定を間違えて何回も失敗を繰り返してきました。失敗した分だけカメラの撮影技術が向上し、「これぞ私の作品」と思える写真が撮影できるまでに上達したのです。
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