【2/28(火) 朝の相場情報】3月は株下落?!植田新総裁の質疑をレビュー!

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マネー・副業
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

昨日の米株はS&P+0.3%、ナスダック+0.6%、ダウ+0.2%と小幅上昇となりました。
ドルは下落しましたが、円も下落したためドル円レートはほぼ変わらずで終了。
また、モルガンスタンレーのストラテジストは日銀の政策が植田新総裁の下であまり変わることはないとの見方から、1ドル=136円20銭でドルロングのポジション開始を勧めたようです。目標は142円。ストップロスは132円だそうです。

本日の重要指標は
22:30 カナダGDP

となっています。
明日は今週注目のISM指数です。それまではもしかすると小幅動きになるかもしれません。
ですが、月末なので注意してトレードしていきたいところ。

来月は株価にとっては苦境が続く可能性があります。
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引用元:Bloomberg

1月後半から2月前半にかけて好調だった株価ですが、2月後半に大きく下落。
モルガンスタンレーのストラテジストは
「利益不況はまだまだ続くで。3月は下落局面に入る可能性大アリやで。」
と述べています。

現在はアナリストによる向こう12カ月の利益予想下方修正が一段落したという状況。
しかし弱気相場では四半期決算シーズンの合間に利益見通しが横ばいとなった後、悪化トレンドが再開することが多いと説明しています。
チャートも見ておきましょう。
・ダウ 日足
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昨年10月からの大きな上昇に対して再度38.2%戻し付近に到達しています。
確かにここを抜けると一気に値が走り、61.8%戻し付近(31100ドル)までいくことも考えられます。
もしくはダブルボトム(28700ドル)付近までいく可能性も…。
株価も注視していきたいです。

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引用元:ロイター

昨日の植田新総裁の質疑の内容も簡単に見ておきたいと思います。

Q.黒田東彦総裁の下での異次元緩和の点検・検証について
A.必要あれば実施しまっせ。ただし時間をかけてゆっくりと。

Q.引き締め方向に見直すことは?
A.基調的な物価の判断が大きく改善することが必要

Q.金融緩和を見直す場合の手段は?
A.考えてないわけではないけど、今はまだ言いまへん

Q.YCC(イールドカーブコントロール)の見直しは?
A.1つのオプション。取り得るオプションはほかにも多くありまっせ

そして所信では、
・現在の日銀の金融政策は適切
・副作用はあるが、物価目標に向けて必要かつ適切な手法
・今後も、情勢に応じて工夫を凝らしながら金融緩和を継続することが適切と強調

と、あくまでも金融緩和路線の継続を明言しました。
まぁ、就任前ということで当たり障りのない無難な問答となったなという印象です。
ここ数日円は大きく下落しています。
今後の動向にも注視していきたいです。

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