おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
諸事情により、更新が滞っておりました。申し訳ございません。
先週末の米株はS&P-1%、ナスダック-1.6%、ダウ-1%と反落。
個人消費支出(PCE)が予想を上回る伸びとなり一気にドル高株安となりました。
ドルインデックスは週間で昨年9月以来の大幅な上昇率となり、ドル円レートは136円台半ばまで上昇しました。
今週は
28日(火)
・カナダGDP
3月1日(水)
・豪GDP
・2月米ISM製造業景況指数
2日(木)
・ユーロ消費者物価指数
・欧州中央銀行(ECB)議事要旨
3日(金)
・2月米ISM非製造業景況指数
となっています。
3月は月初金曜日恒例の雇用統計は10日(金)です。お間違いないように。
注目はやはりアメリカのISM。数値次第ではさらにドル高となる可能性もありますのでご注意ください。
引用元:Bloomberg
1月の個人消費支出は全て予想を上回りました。
昨年11月・12月と下落に転じていましたが反転、2021年3月以来の大きな伸びとなりました。
アメリカにおいて個人消費はGDPの約7割を占める重要な数値ですので、これにより米金融当局の利上げ継続圧力が増す格好となりました。
個人消費の底堅さ&労働市場の異例の強さなどが重なり、インフレ率2%目標の達成は一段と困難になると見られています。
また、
引用元:Bloomberg
予想以上のPCEを受けて、FRB理事達が発言しています。
まず1つ目の記事ですが、
米政策金利が6.5%まで引き上げる必要があるという論文が発表されました。
それに対してクリーブランド連銀のメスター総裁は
「具体的な金利目標は関係あらへんで」としましたが、
「PCEの数値は、金融当局が行動する必要があるという事実と合致してるねん」
と語りました。
2つ目の記事では
セントルイス連銀のブラード総裁は
「今すぐ行動して市場にアピールせんとあかん」
「去年の0.75ポイントの連続利上げ、あれが良かったやん」
的な発言をしています。
総合的に見てもやはり追加利上げの機運が高まっているように感じます。
・ドルインデックス 日足
ドルインデックスも注目していたポイントを先週末の足で抜けてきましたね。
ドル円もあれよあれよと136円まで上がってきました。
今後の展開次第では一気にドル高に拍車がかかるという可能性もありますので、注視していきたいです。