【2/15(水) 朝の相場情報】CPIレビュー!○○費に注目…

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マネー・副業
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

昨日の米株はS&P-0.03%、ナスダック+0.57%、ダウ-0.46%とほぼ横ばいとなりました。
CPI発表後、米金融当局者2人は従来予想よりも長期間の利上げが必要と発言、1人は引き締めの終了が近いと示唆するなど強弱入り混じる展開となりました。
ドルも発表後、大きく下げるも終わってみればほぼ変わらず。円が下落したのでドル円は133円台となりました。

本日は
22:30 米小売り売上高

こちらも景気や個人消費の動向を測る重要な指標となっています。
トレードされる方はこの時間にご注意ください。

では昨日のCPI、詳しく見ていきたいと思います。
まず数字の方ですが、
スクリーンショット 2023-02-15 074301.png
引用元:外為ex

左から【予想】【結果】【前回】となっています。
(コア指数とは:変動の大きい食品とエネルギーを除いたもの)
前月比は予想通りでしたが、前年同月比は予想以上の伸びとなっています。

スクリーンショット 2023-02-15 074132.png
引用元:Bloomberg

まず、予想を上回ったということで、利上げ期間の延長を市場は覚悟したようです。
3月と5月に0.25ポイントずつ政策金利を引き上げた場合、
さらに6月にも同幅引き上げる確率をほぼ五分五分と金利スワップ市場では織り込んだとのこと。

また、インフレの鈍化ペースを計る上で重要なのは『前月比』です。
総合CPIに関しては前回が-0.1%だったのに対し、+0.5%となっておりこれは3カ月ぶりの大幅上昇となってしまいました。
減速スピードはここ数か月よりも格段に落ちていることが分かります。

先日の激強雇用統計などのデータと併せるとやはり追加利上げが必要になるという展開になるのではないでしょうか。
ましてや個人投資家が予想している”年内の利下げ”は非常に考えづらい状況にあると言えるでしょう。

内容としては
住居費いわゆる家賃が伸びの半分を占めているようです。
そして、中古車価格は7カ月連続で下落。エネルギー価格は3カ月ぶりに上昇となりました。
また、CPIの計算方法が少し変わったようです。
1月の統計から新たな加重方法が採用され、住居関連は全体のCPIに占める割合が一段と大きくなったようなので、今後ディスインフレに”住居費”といのは非常に重要なファクターになりそう。

次回FOMC(金利を決めようね委員会)は3/21-22に予定されています。
その前に2月のCPIの発表がありますので、そちらにも非常に注目が集まります。
それまでは基本、ドル高目線となりそうです。

ドルインデックスを見ておきましょう。
・ドルインデックス 日足
スクリーンショット 2023-02-15 081430.png
非常に強い下髭の形となりました。
やはり上昇は避けれないのかなと思います。今日からの動きに注目です。

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