【2/13(月) 朝の相場情報】植田和男って誰?警戒感高まるCPI…

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おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

先週末の米株はS&P+0.22%、ナスダック-0.61%、ダウ+0.5%。
S&Pに関しては週間では昨年12月以来の大きな下げとなりました。
ドルは上昇しましたが、日銀後任人事を巡り円も上昇。ドル円は129円台をつけることもありましたが、結局131円台半ばまで戻す展開に。

今週の注目イベントは、
14日(火)
・日本GDP
・日銀次期総裁国会提示
・ユーロGDP
・米CPI

15日(火)
・米小売売上高
となっています。
やはり注目は日銀次期総裁とCPIです。

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引用元:NHKニュース

失礼ですが、「いや、誰やねん!」と思われた方は多いのではないのでしょうか?
かなりのサプライズ人事でしたね。
これを受けて円は急騰。おそらく、この植田さんがどうとかではなく、雨宮さん以外になるということのサプライズ上げでしょう。
調べてみると植田さんがタカ派(金利上げようぜ勢)ではないことは分かります。
1998年に日銀政策委員会に就任し、当時の速水総裁の下でゼロ金利政策や量的金融緩和政策の理論的支柱を担った人物だそうです。
東京大学理学部→マサチューセッツ工科大学というバリバリのエリート。

他のメンバーを見ても、
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引用元:Bloomberg

全体的にハト派寄り。
植田氏の第一声は「現状では金融緩和の継続が必要だ」という発言もあり、大方の予想としては金融緩和継続路線だが、今後は黒田路線は修正され、金融政策の柔軟化、正常化が進むだろうとの見方が強くなっています。

雨宮さんは辞退したとも言われていますが、
・国債の大量購入による債券市場の機能低下
・約40年振りのインフレ率
・YCC(イールドカーブコントロール)の調整
など様々な難題がある現状。
今後どうなっていくのか?非常に注目が集まっています。

また14日に発表のCPIにも懸念が広がっています。
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引用元:Bloomberg

1月の総合CPIは前月比ベースでは3カ月ぶりに加速する見込みとなっているようです。
実際の伸びが予想以上になった場合、一気にドル高株安となる可能性があります。
債券市場は早くも警戒感を示しており、2年債利回りは昨年11月以来の高水準をつけています。

現在、インフレ鈍化ムードが漂っていますが今回のCPIによって、簡単に吹き飛ばされかねない状況です。
こちらも要注目です。

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