みなさんお疲れ様です
夜勤の方もお疲れ様です
糖尿病についての続きですね
糖尿病にはほとんど症状がなく、
気づいたときには結構病状が
進んでいる場合が多いです
なので、「あなたは糖尿病です」と言われると
・驚きと受けいれられない感情を持つ
・診断されるまでの生活に対する後悔や
落胆などが見られる
ことがあります
たまにいらっしゃるのが
「私はもう糖尿病治りましたよ」
という方がいらっしゃいます
ですが、残念ながら糖尿病は治りません
上手に付き合っていく病気です
糖尿病の付き合い方には
・食事療法
・運動療法
があります
この2つがうまくいかない場合に
「インスリン」という
ようは薬物療法になります
薬を使っているからといって
食事や運動しないのは✕ですよ
みなさん運動好きですか??
嫌いな人もいますよね
私だって単純なランニングとかなら
きっと三日坊主です(笑)
運動継続しなさいって言うのは簡単ですが
やるのは「その人」なんですから
なかなか難しいですよね
今まで運動してこなかった人が
いきなり「東京マラソン完走する!」
ってのはちょっと無茶ですよね・・・
まずは低い目標(達成可能)から
クリアしていきましょう
運動には
①認知的プロセス
②行動的プロセス
という過程があるのですが
これはまた後日に回します
今回は糖尿病の方の
リハビリについてご紹介します
まず運動すると「急性効果」として
ブドウ糖, 脂肪酸の利用が促進され血糖値が下がる
「慢性効果」として
• インスリン抵抗性を改善
• 減量効果
• 加齢や運動不足による筋萎縮や, 骨粗鬆症予防
• 高血圧と脂質異常症改善に有効
• 心肺機能が向上
• 運動能力が向上
• 爽快感, 活動気分など日常生活QOLを高める効果
などがあります
そして基本的には有酸素運動です
(無酸素運動も少しやりますが)
それは何故かというと
・無酸素運動は乳酸が溜まるので持続させることが難しい
・それよりも強度は低いけど、有酸素を続けた方が
消費エネルギーは多い
・有酸素で使われる筋の方が糖の輸送能力が高い
・高齢者や心疾患をお持ちの方には有酸素の方が安全
などの理由があります
Q:じゃあ何分、有酸素運動をやればいいのか?
A:時間は20分以上が望ましいです
運動を開始して10分以上しないと
筋への糖の取り込みが上昇しないからです
Q:じゃあ1~2時間以上やればいいのか
A:長時間の運動は脂質の取り込みが
上昇するので、ここまで頑張らなくていいです
取り込みたいのは「糖」なので
Q:いつ運動すればいいのか
A:インスリン使ってるなら食後1~2時間後
早朝の運動はおすすめしません
インスリンは血糖値を下げます
運動も血糖値は下がります
ダブルパンチで低血糖になる可能性があるので
食前の運動は控えましょう
同じく低血糖の状態の
早朝空腹時の運動も控えましょう
Q:歩くなら何歩が目標?
A:8000~12000歩程度
1日10分余分に歩く程度
文献を調べると
だいたい8000歩以上って書いてあります
でもデスクワークとか
在宅でお仕事の方いらっしゃいますよね
逆に力仕事だったり
身体を酷使する仕事の方もいらっしゃいます
あくまで目安です
おすすめは万歩計です!
まずは自分が一日にどのくらい歩いているのか
知る手掛かりになりますのでぜひ!
今日はこのくらいにしておきますね
次回は糖尿病の合併症について~