外車って言葉は使って良いのでしょうか

記事
ライフスタイル
【この文章には不適切な表現が含まれていますので、気分を害されそうな方は、ご覧にならぬよう、お願いいたします】

私の乗っている車は国産のSUVです。SUVとは、スポーツ・ユーティリティー・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、スポーツやレジャーに適した装備を持ち、ふだん使いからレジャーまで幅広く使える多目的スポーツ車の総称とのことです。私は、こういう車種を数年前までジープ型と呼んでいました。
先日、後輩から「外車に乗りたくないのか」と聞かれました。自動車免許を取得してからの38年間、一度も外車に乗ったことはありませんし、今後も予定はありません。似通った車種で比較すると外車のほうが高価ですし、いざ故障した際の対応が田舎では時間を要してしまうことも想定できます。
ところで、この文章で使用している「外車」という言葉を使って構わないのか疑問に感じました。なぜなら、これまでの仕事において「外人」を「外国人」と表すように改めていたからです。「外人」を使わなくなった理由を理解できていません。それでモヤモヤっとした気持ちになりました。
調べたところ「外人」は差別用語に位置付けられているのですね。正しくは「イギリス人」「中国人」など国名を付けるべきと示されている説明もありました。
差別用語を調べると、私が日ごろ使っているものが羅列されていて驚きました。チビ、坊主、高卒、中卒、土方(どかた)、成金、部落、アル中、非国民、びっこ・・・。まだまだ、あります。差別用語の中に、外人はありましたが、外国人はありませんでした。
説明書きを見ていくと、外国の人の大半は「外人」と呼ばれることに違和感はないようです。誰に対して誰が差別しているということなのでしょう。「外人」と「外国人」。どちらの言葉にも同じようなイメージがあります。背が高い。鼻が高い。足が長い。スキンシップを大切にする。ところが、このイメージは西洋人へのものであり、中国や韓国などアジア人には当てはまりません。不思議なものです。中国や韓国の人も「外国人」ですね。
そういえば、子どもの頃、野球に誘われなかった友人が「外(がい)にされた」と言っていたことがあります。自分も同様に「外(がい)」を使っていたように記憶しています。「外(がい)」とは、不適切な表現かもしれませんが「のけ者」「はぶき」のことです。このことを思い出し「外」という漢字の用い方に問題があるのかとも考えました。でも差別化することを必要とする場合だってあります。
「外車」という言葉には、高級とか手に入りにくいというイメージを持つ方が多くないでしょうか。差別化されているからこそ「外車」に対する憧れが生まれ、需要があるのだと思います。だから「外車」は差別用語に含まれていない、つまり、下方へ区分しているものは差別用語であり、上方へ区分しているものは、そうはならない。それって個人の感覚でしかありません。誰かが下法区分していると判断して差別用語にしているとは考えにくいです。
日本語は難しいという話を耳にします。結局、高卒(失礼)の私には難しくて答えを導くことはできそうもありません。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す