今日は給料日

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これまで勤めていた職場では、毎月21日が給与支給日でした。
かつては現金で支給されました。部署ごとに若手スタッフが会議室に集められ、それぞれの職員に対する支給額に数え間違えがないかを確認させられていました。たいへんな金額が一つの部屋に集まりますから、いつも事故が起こらないかとハラハラしていました。
いつの間にか銀行振り込みになり、そういう緊張感から解放されました。
給料が現金で支給されていたころ、給料日には、旦那さんが無事に帰宅するのを奥様は待ちわびていた。そんな家庭が多かったのではないでしょうか。同僚とどこかへ遊びに行って飲んだ勢いで使いこんでいないだろうか。ギャンブルなんかに注ぎ込んでいないだろうか。そんなことを心配しながら、いつもよりも食卓を豪勢にして、奥様はご主人の帰りを待っている。これが昭和の日本と言えば、それまでの話ではありますが、この生活って、男女平等ではないということで許されないのかなぁ。
女性は女性らしく男子に尽くす。男子は、女性が女性らしく生活できるように一生懸命に外で頑張る。それってお互いに思いやりがあり、人間らしい感性の上になりたっている状態と言えないでしょうか。性別によっての役割分担というか、子どもを産む側の女性に対する男子の愛情だと私は感じます。
言い忘れましたが、私の家庭は共稼ぎだったので、こんな経験はありません。むしろ、持ち帰った給料が少ないということで女房から嫌味を言われ、いつも肩身が狭い思いをしておりました。情けない話です。
さて、思い起こすと、若手スタッフが事務所に戻ったとき、先輩たちからジュースやお菓子が用意されていました。それは、先輩後輩の役割分担だったと思います。
役割分担という言葉も、この国から消え去ろうとしているように感じます。

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