ママの話。

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私の母は”完璧なママ”

365日、毎朝、家族の誰より早起きし、お弁当を作り、家族分の朝食を準備。家族を起こし、朝食を食べさせ後片付けし・・・(書き連ねることに絶望した(笑)

私が大学生になっても、ママは完璧なママのまま。友人が家に泊まりにくれば、デザートまで載った朝食プレートを人数分用意してくれたし、お店を出せるのでは?というほど得意なスイーツを作っては、ラッピングして友人に配るように持たせてくれたりもした。

容姿も整っていて、髪型もファッションもちょっぴり個性的で、小さい背と童顔も相まってとても可愛いママ。毎日小綺麗にメイクもしていて、ママ可愛いね~と褒められるのがいつも嬉しかった。

外では事務の仕事を任されている以上の責任感を持ってしっかりこなし、家では認知症の祖母(ママの実母)の世話もしていた。(飼い犬のチワワの世話もか・・・)
進行した認知症の人が住む家をきれいに保つことはとても大変。それでも家の中が排泄物だらけゴミだらけになる事はなかったし、祖母も綺麗にされていた。

ママは、人にも厳しかったけど、誰より自分自身をいつも律していたし、そうでないと気持ち悪いと思っている人だった。ひどい月経痛や偏頭痛、貧血持ちで体が強くないのに、具合が悪くても家事をサボらない人だった。誰も手伝おうとしない訳ではない。休めば?ともちろん声も掛けていた。だけどどんな時も、自分のルーチン通りにしなければ気が済まない人なだけだった。

子としては、大変そうだな・・と思うのと同時に、
私は母のことがあまり理解できなかった。
甘えのない母のことがあまり人に見えなかった。

大事に大事に育てられてきた自覚があるけど、私はAC(アダルトチルドレン)なのだ。



みつは






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