司法書士受験生の方に向けて

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法律・税務・士業全般
こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

司法書士を目指して予備校に通っている方、在宅受講で勉強している方、あるいは、まったくの独学で勉強している方もおられると思います。

私自身は、伊藤塾の在宅受講講座(1年4カ月コース)で勉強し、3回目の受験で合格することができました。

いま私が勤務している司法書士法人の同僚は、予備校をまったく利用することなく、独学で5年間勉強して、令和3年に合格しています。もともと法学部出身の男性とはいえ、5年間も独学で頑張り抜いて合格するとは、見事なものだと思います。

ただ、予備校の受講料を納める経済的余裕があるのであれば、やはり予備校を利用して勉強するのが良いと思います。独学では、いわゆるポイントがなかなか分かりませんが、予備校はポイントを教えてくれるからです。独学で合格した同僚も、「ポイントがどこにあるのか、把握するのは難しかった」と語っています。

なお、働くことなく勉強に集中できればベストですが、現役の大学生の場合ならともかくとして、やはり働きながら勉強している方が多いと思います。その場合に問題となるのが、勉強時間の確保ということになります。

残業時間が長い会社の場合、勉強時間の確保が難しくなりますので、かなり厳しい状況になると思います。
司法書士事務所で補助者として働きながら司法書士を目指している人たちを見てきましたが、残業時間が長い司法書士事務所の場合は、合格することは難しいようです。何年経っても合格できない補助者を何人も見てきたというのが現実です。そういう厳しい現実を見ていますので、ほとんど残業のない会社で働きながら勉強することを推奨します。

勉強時間が確保できたなら、あとは精神力の問題になるかと思います。
私は、旧日本軍のような精神論者ではありませんが、どこまで真剣に集中して勉強できるか、が合否の分かれ目になると思います。漫然と勉強していて合格できるような試験ではありませんので、竹刀ではなく真剣で相手に斬り込むほどの集中力が求められると思います。

この点につき、伝説のF1レーサーとなった亡きアイルトン・セナが「限界からの挑戦」という言葉を遺しています。自分で「もう限界だ」と感じたところから更に努力・挑戦をするという意味です。また、先般亡くなった京セラの稲盛名誉会長も、「誰にも負けない努力をする」ということを信条にしておられました。「誰にも負けない努力」をすることにより、京セラを一代で世界的企業にまで発展させた人物の言葉です。

司法書士試験の勉強を続けて行くに際しても、過去そして現在の偉人の言葉は大いに参考になると思います。現代人でも過去の偉人でもいいですから、自身を勇気づけてくれる偉人を見付けてほしいと思います。

人生を改革・開拓しようとしている方に、そして、私自身に向けても、このメッセージを送りたいと思います。どうか頑張ってください。

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