歴史の「流れ」6

記事
学び
そろそろ流れ編も終了しようかな、と思っています。

もし希望者がいるようならば、この流れを指導する講座を開こうかなと思ってます。

さて、前回記載したようにキーマンを織り込んでいくとこのようになりますという例を書きます。即興ですので、多少文章が拙いことはご愛敬で。

大河ドラマでイメージしやすいと思いますので、鎌倉時代を例にして言語化して記します。

「日本史上初の武士による政権を興した平清盛が死んだ後、源氏と平家は再び騒乱状態となった。この戦いは、今度は源氏が勝利し、源頼朝が政権の座につくことになる。

頼朝は、自身と対立した弟の源義経捕縛の名目で全国に守護・地頭を設置して、全国に影響力をもつ存在になった。
頼朝はその後、征夷大将軍に就任し、鎌倉に幕府を開く。

しかし、頼朝死後、鎌倉幕府には動乱の日々が続く。

有力御家人同士の権力争いに加えて三代将軍 源実朝が暗殺される事件まで起こった。
この混乱を収拾して、幕府の権力を握ったのが、北条氏であった。
北条義時以後、北条氏が執権として政治をリードしていく。

しかし、この幕府内の混乱に乗じて、後鳥羽上皇が政権奪取を図った。承久の乱である。この乱にも勝った北条氏が権力を盤石にしていく。

北条泰時の代には、日本初の武家法である御成敗式目を制定した。以後、江戸時代までこの御成敗式目が武家の守る基本的な法令になる。

この北条家の権力を揺るがす力は、外国からやってきた。元寇である。
時の執権は北条宗時であった。

元・高麗連合軍の襲撃を二度に渡って防いだものの、外敵からの防戦であったため、奮戦した御家人に与える所領がなく、戦費が持ち出しになった御家人は窮乏していった。

窮乏する御家人を救うため、幕府は徳政令を発布し、御家人の借金救済を図るが却って社会が混乱し、幕府は求心力を次第に失っていった。

こうした社会不安を背景にして、仏教にも新たな宗派が生まれ、武士や庶民の心をとらえていった。
その宗派は、浄土宗(法然)浄土真宗(親鸞)日蓮宗(日蓮)時宗(一遍)臨済宗(栄西)曹洞宗(道元)という宗派であった。

一方、混乱する世の中で、朝廷は後醍醐天皇が即位した。

後醍醐天皇は倒幕計画を進めたが、失敗し、隠岐に流された。

しかし、その意思を継いだ悪党・楠木正成が幕府軍に頑強に抵抗し、幕府は鎮圧に手を焼いた。
その間に、足利尊氏が京で、新田義貞が関東で倒幕の軍を挙げた。
このことがきっかけで、鎌倉幕府は滅亡した。

後醍醐天皇は政権を武家から取り戻すことに成功し、後醍醐天皇が中心になって政治を行う建武の新政が始まった。

まあ、大体こんな流れかなと思います。

で、ここまですれば、例えば、畠山重忠の乱がどこに来るのか 霜月騒動がどこに来るのかなどを整理しやすくなります。

この時、大事なのは、あくまでどこに入るのかを意識することです。

年号をきっちりと把握しようとする必要はありません。

年号は、ここであげた事象を把握すれば、とりあえずは十分です。

こういった感じで各時代を自分なりの文章で言語化すれば、歴史の流れはだいぶ把握できるようになったと思います。

これを、各時代分、1か月の間でできれば、今後が楽になっていきます。

ぜひ、試してみてください。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す