「貴方からのエントリー。待っています!」
一見【誰でもOK】。そんな風に見える求人。
とはいえ実際は、「やってみたい!」とエントリーしてみても、
企業様にしてみれば、諸事情で【誰でもお見送り】となるのですね。
実は【誰でも採用OK】ではないのですが、
「それらを必須要件に載せてはダメだ」という、
お上の縛り項目があるので、載せられないからなのですね。
例えば
・年齢の指定ダメ
「若い方に来て欲しい」×
「学生歓迎」〇
※高校生や大学生の場合は年齢の決まりが無いからOK
・卒業大学の指定ダメ
GMARCH以上×
早慶上智、旧帝大のみ×
・性別の指定ダメ
(現金輸送車の警備など、例外もあります)
「営業マン募集」×(マンなので)
「看護婦」×
「ウェイター」×
「男性歓迎」×
・国籍やお住まいの指定ダメ
「東京23区内にお住まいの方」×
ともかくも「あれも載せちゃダメ」、「これも載せちゃダメ」。
そのようになった結果、誰でもエントリーOKにされた求人票。
広く応募や面接や採用が出来る機会を増やすためなのであります。
ですが、そのお陰で大量の応募数となり、書類選考や日程調整で、
日々残業となってしまう企業の採用担当者さん。
その作業の殆どはお見送りの連絡となります。
さらにお見送りの理由もはっきり書けないので、
ここもテンプレート的になります。つまりは・・・・・
【お祈り】される訳です。
そして曖昧な求人票で曖昧なお見送り理由により、
「私はなぜ落ちたのだ?」と悩み、落ち込む求職者さん達。
お見送り理由が解からないので、再エントリーしてくる方も多い訳なのです。
採用担当者さんと求職者さんのお互いが浪費する手間と時間。
これはいったい何の時間なのでしょう?
ですがこれは誰も、何処も悪いわけではないのです。
強いてあげるならば、声の大きい人がうるさいだけです。
ですが、こんなことを続けていると・・・・・
そのうち「要普免」といった、選別もダメになるかもしれません。
これは運転免許を取りたくない人への差別ですから。
「長距離運転者(11t以上)候補募集!」/〇〇運送株式会社
「免許は取る気ないけどぜひ、やってみたい!」
「免許は取り立てだけどやってみたい!」
「まだ18歳だけど、ドライブが好きです!」
無免許、未経験の人から大量応募が届くようになるかもしれません。
そうなってくると、最早コントの世界ですね。