【無料公開】夏休みは夏期講習だけで伸びる?

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学び
はじめまして、トンビの子中学受検するのトンビです。
コロナ下で夏休みももう3年目。あのころ4年生だった小学生は
もう今年が本番の6年生です。

私が小学生の頃中学受験しました。同志社中学校です。
夏期講習にも行きました、勉強もそれなりにやってました。
でも、箸にも棒にもかからないかんじで、スコンと落ちました。

私が中学受験に失敗した理由は?

今思えば、
・勉強の仕方を知らなかったのだと思います。
・もうひとつ、自分というものを分析できていなかったのだと思います。
・あと、親は僕に勉強を教えてくれるということはありませんでした。
(最初から教えるということをあきらめていたから)

これは、35年以上前の話ですが、実に普遍的なことだと思います。
いまの子どもたちも勉強の方法を確立できている子どもは少ないです。
自己分析もできていないと思います。
親が教えるというのはご家庭によって差はあると思います。

ご相談いろいろ頂いていますが、なんだか、昔と変わってないんですよね。

夏休み何を勉強したらいい?

夏休みの勉強すべき教科は、6年生は特に「算数」と「国語」です。
算数って伸びにくいです。やってもやっても伸びません。
閾値といって、ある一定の勉強量を越えないと伸びないのだと思います。
閾値を越えると、なんだか怖くなるくらい伸びていきます。

それなのに均等に時間配分していませんか?

夏休みには理科も社会もとなってすべてにある程度均等配分で時間を割いて
勉強することってよくあります。これってあまりおすすめしません。
算数と国語をたっぷり勉強しましょうと先ほど書きましたが、

なぜ夏休みに算数と国語をたっぷり勉強しないといけないのでしょう?
算数は伸びにくいから?国語は本文を読んで勉強するから時間がかかるから?
それはそうなのですが、正解は
算数と国語は「得点に差がつく教科だからです」
つまり、合格を左右する教科だからです。

今回は「算数」の基本的な勉強方法について紹介します。

お子様の算数の勉強の仕方を観察してみてください。
算数って、解けたらうれしくて、解けなかったら
・勘違い、ケアレスミスといって間違いを認めない
・まだ習ってないからと言い訳する
・目をつぶる
・カンシャクを起こして、泣いたり、怒ったりする

算数が伸びない子供はそんな風に、今の自分から目を逸らしています。
算数の勉強方法を知らないとこんな風に、
解く⇒丸付け⇒おわり
になりがちです。
解きなおしも一応しますが、算数が伸びていないのなら
その解きなおしは、ただの書写にすぎません。

本当の算数の勉強方法って?

算数って理科や社会と違うと思っていませんか?
理科や社会は暗記要素が多い、算数って出たところ勝負、ぶっつけ本番。
違いますよ。
そう見えるのは、算数は「基本ワザ」と「基本ワザ」の組み合わせで解く教科なだけで、ほとんど自分の記憶の引き出しから引っ張り出して解くのです。

そのためには、
たくさんの問題を解いて、正解した問題はあまり重要ではないというか
どうでもいいんです。
むしろ、間違えた問題を徹底的に解きなおすということが重要なのです。

「わかってる!」と言われそうですが、
算数が伸びない子は、この「解きなおし」が甘いんです。
「解きなおし」は執拗に解きなおします。

徹底的に、恐ろしいくらいに。

算数の勉強方法の例
①10問の問題を解きます。
②解説を見ながら、間違えた問題を解きなおします。
③1週間後、もう一度10問解きます。
④解説を見ながら、間違えた問題を解きなおします。
⑤1週間後、間違えた問題だけを解きなおします。
⑥解説を見ながら、間違えた問題を解きなおします。
⑦間違えた問題は、問題ごとノートにコピーを貼って、隙間時間に解きます。
このサイクルの繰り返し。

算数なのに、苦手ブックを作ります。暗記本みたいですが、暗記していいんです。問題と答えごと覚えてもいいんです。答えを覚えるということは
解法を覚えるということです。

このパターンで勉強して劇的に伸びました。

これはほんの一例です。わが子は塾に行っていませんが、家庭学習と親の指導だけで伸びました。それは、圧倒的な反復学習のおかげです。
算数は覚えるものではない、そんな固定観念があるならサッサと捨てましょう。算数はやればやるだけ伸びるという方がいますが、正しく言い換えると
算数は間違った問題を解きなおして、また間違えた問題を解きなおして
その繰り返しをやればやるだけ伸びる
ということです。

夏休みが終わったら、どうなっているかを想像する

夏休みのいい過ごし方は、夏休みが終わった時にどうなっているのかを
想像することです。自分が何かを達成した姿をイメージできるかがとてもたいせつです。そのイメージができるということは、ある程度その勉強法が正しいと思えているからです。
夏休み明けのには、算数がとてつもなく伸びているそんな自分を想像して
毎日しんどいですが受験勉強・受検勉強に取り組んでください。

親はそれをしっかりと見守ってください。
次回は、夏休みの国語の勉強方法についてお伝えします。




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