同担拒否の心理

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推し活をしていると同担拒否という文字を目にする事はないでしょうか。
文字だけで見ると人を寄せ付けない怖い人というイメージになってしまいますが、中には自分を守る為に同担拒否を掲げている人もいます。
今回は同担拒否についてお話していきたいと思います。

【同担拒否とは?】

そもそも同担拒否とは同じ対象を応援する他のファンとの交流を持ちたくない、避けたいという人でどんなジャンルにも存在します。
主に三次元の推しに対して掲げていることが多く、特にアイドルを推している人によく見られるかもしれません。
同担拒否の度合いも人により異なる為、全くの交流を避ける人も居れば多少の交流は許容する人も居るなど様々です。
同担拒否を掲げている人は自分の世界で自分と推しだけのことを考えたい、周りの雑音を避けて推し活に没頭したいという防衛本能から同担拒否を掲げている人も居るため一概に全員を敵視しているとは限りません。

【推しと自分の世界】

同担拒否をするという事は同じ推しを推しているファンの情報や邪念を入れたくないという自分の世界に浸るための防衛本能であり「推しは私だけのもの!」という欲望だけではなく自分の活動の精神衛生を保つための守備でもあります。
自分と推しという登場人物の中に自分が考える理想像があるため、それを崩されない為にも余計な情報を入れたくないと思うのが根底にあると考えられます。
自分が推しと交流できた日に他の人と推しが仲良く話した等の余計な情報を入れるとせっかくの推しとの楽しい時間が嫉妬で一気に落ち込む結果になってしまいますよね。
周りと比較せず推しの事を一途に応援する為にも同担拒否というのは自分の世界を守る為の有効な看板とも言えます。

【攻撃性の有無】

同担拒否を掲げている人でも他の人と普通に交流している人もいます。
同担でなければ普通にお友達がいたり、交流を楽しんでいるという方は基本的に自分の世界を守りたい為の同担拒否をしている可能性が高いでしょう。
しかし、中には攻撃性の高い人もいるので見分けが難しいところでもあります。
攻撃性の高い人はSNSで周りの愚痴や文句を言っている人、同担拒否と言いながら自ら周りの情報を仕入れに行き自爆している人などが危険性が高いといえるでしょう。
攻撃性の高い人は自分が一番という気持ちが強い為、周りと比較し優位に立とうとする言動や行動をしてしまいがち。
周りが近づこうとしなくても勝手に自ら同担の行動を確認し凶暴化している人がいるのでこういった場合はいくら同担拒否とはいえ周りは防ぎようがありません。
こういった暴走型の人は放置し見てみぬフリをするのが一番です。

【内面的同担拒否】

自ら同担拒否を掲げている場合は自覚している為周りも接し方を考えることが出来ますが、厄介なのが内面は明らかに同担拒否なのにその自覚が無く周りとトラブルを起こす人です。
実際にあったのが同担の人数人で推しの話で盛り上がっている中で、誰かが推しとの接触機会の話をした際に明らかに不機嫌になり後日SNSでその人への嫌味のような発言をしていた方がいらっしゃいました。
その場でも不機嫌になったのは見てわかりましたが、SNSで嫉妬を吐露してしまうところを見ると実は内心では同担拒否ではないかと感じました。
周りの動向が気になるけど自分より良い対応をされている話は聞きたくないという人は嫉妬心があるため本心は同担拒否であることが多いです。
自分だけで抱えられるなら問題はありませんが周りに気を遣わせてしまう言動や行動をしてしまう人は同担拒否と掲げてしまった方が周りとの摩擦を起こさず済むでしょう。
同担拒否というワードの怖さからやばい奴と思われたくないという思いで言えずにいる人は沢山居ますが、防衛的手段と考えたら身近な人には知ってもらった方が蟠りなく交流ができると思います。

【自覚は無いけど実は同担拒否?】

特に異性の推しを推している場合は誰しも嫉妬心を持っていると思います。
接触機会が多い推しの場合はその距離の近さから可能性を感じてしまう人も少なくありません。
そうした距離の近さは自分だけではなく他のファンに対しても同じで、自分が特別でありたいと思うのはなんら不思議なことではないのです。
その環境の中で嫉妬心を抑えることができるか、推しや周りに対して迷惑をかけずに過ごせるかが推し活の中で最も重要だと感じました。
嫉妬の度合いを自分自身で見極め、周りと比べて心が辛くなるなら同担拒否であると自覚してしまった方が楽になるでしょう。
推しを好きという気持ちの中には恋愛的な好きもあれば憧れの好きもあり人それぞれ気持ちは違います。
好きなものは同じでも同じベクトルで推しているとは限らないので、自分の地雷を自覚してどの範囲なら共存できるのかを俯瞰して見ることで自分の本当の気持ちを知ることができるかもしれません。

【推しが困っていること】

同担拒否といっても自分だけの世界に浸り周りに迷惑がかからなければ問題はありません。
しかし、中にはやはりリアコやガチ恋と呼ばれる熱意のある方も大勢います。
推し様サイドから迷惑がられている人もいて、結果的に大好きな推しに嫌われてしまうという本末転倒な推し方をしていても気づかない人達がいるのも事実です。
ファンとの接触機会に他のファンに対して敵意や嫉妬をむき出しにしていて場の空気を悪くしている人は一定数いると推し様達からも聞いています。
もちろんそういった人は認知をしたとしても良い印象は無く、反対に「嫌い」と思うこともあるそうです。
推し様達の中にはファンに対して恐怖を抱く方も居るようで、普段ならファンに会えて嬉しいという気持ちがその人に対してだけ「会いたくない」「来てほしくない」「この会場いつも来るから憂鬱」と思ってしまうのが本音と言っていました。
他のファンから苦情が来たり、○○のファンは民度が悪い等の噂が立ち推し様の商売にマイナスな影響を及ぼす厄介なファンは同担拒否やリアコに多いと聞きました。

【推し方は人それぞれ】

ファンにとって推し方というのは様々あり、常識の範囲なら正解不正解は無いと思っています。
現地で応援する人、行けなくても映像でチェックする人、グッズを集める人、プレゼントを送る人、それぞれ自分のできる範囲の事を自分なりに楽しんで応援するのが推し活です。
自分の推し方が正しいと思ったり、他の人の推し方を批判したりすることで争いが起こる元になるので、推し活中は他人のことは切り離して考えるのが一番だと感じました。
常識の範囲であれば他人の推し事に口を出したりせず、自分の推し事に誇りを持って楽しむのが平和な推し活だといえるでしょう。
中には攻撃性がある人や問題行動を起こす人もいますが、そういった人達はファンだけではなく推し様本人からも嫌われていることがあるので関わらずいることが無難です。
推し活は嫉妬が渦巻く世界なので色んな人を目にすることがあると思いますが、自分の嫉妬心と上手に向き合いながら過ごすことで周りとの調和も上手く取れるようになるでしょう。

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