~キャリコン面接試験のヒント~ 会話量が多い相談者

記事
コラム

ライフ&キャリアサポーター◎アツシです。

第25回試験まで約2ヶ月を切っております。
受験予定の皆様、対策の進捗はいかがでしょうか?

今回はロープレサービスでご質問をよく受けます
「相談者の話す量が多く内容がよく理解できなかった場合
どうしたらよいですか?」
について、私がアドバイスしている内容も含め
今後のロープレのヒントになれば幸いです。

相談者も様々ですので、よくお話する方
もちろんいらっしゃいます。

特に来談目的。
実際の面接試験でも、時間にして2分程度も
ずっとお話されていたケースがあることも聞いております。

キャリコンとしては、面接の序盤且つ面接を進める上で
重要な来談目的を把握する為に必死に話を聴こうとします。

しかしながら、会話量が多く内容が理解できず
頭が真っ白になり、その後もうまくいかない…。

相談者から「これ話しましたけど…」
と言われて、キャリコンはしどろもどろに。
ということも。

そのようなとき、どうすれば良いか…
ヒントをお伝えいたします。
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・焦らない。先ずは相談者の話を聴くことが大切。
・分からないことは素直に確認する。
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・焦らない。先ずは相談者の話を聴くことが大切。
会話量が多い、相談者の言っていることが分からない
そんな時でも焦らないこと。これが一番重要。

先ずは相談者に話をしてもらい
キャリコンはその話を聴いてください。
遮らない。先ずはじっくり話を一通り聞く。

可能であれば、相談者が話をしている中で
自分はどのあたりが理解できないか、分からないのか
キーワードだけでも良いので覚えておくと良いです。

それも難しいようであれば、話の終盤に話した内容を捉えておいて
聞きたいこと、分からないことを質問すると良いです。
(日本人は話の終盤に最も伝えたいことを話す傾向がある為)

無理に全てを聴こうとする必要性はありません。
キーワードだけでも大丈夫ですし
分からなくても大丈夫。
焦る必要も全く無いです。

分からない内容を相談者と会話することで
相互の理解を合わせていくのもキャリアコンサルティングです。

少しずつで構いませんので、捉えられたキーワードから
相談者の伝えたいことを理解するように進めることができれば
大丈夫です。

・分からないことは素直に確認する。
そして分からないこと、キーワードを整理した上で
素直に相談者に丁寧に教えを請うことが大事です。

例えば、
「会話の中で転職したいとのお話があり、上司が…
とのお話がありましたが、もう一度お話聞かせて頂けますか?」

「話をして頂いたのに恐れ入ります。
○○を存じ上げておらず、どのようなことか教えて頂けますか?」

丁寧に相談者へ尋ねてみてください。

相談者のことを理解したい、だから教えて下さい。
との気持ちを持って尋ねていただければ
相談者も悪い気は起きることも少ないです。

話をしてもらったことを、また尋ねることは
勇気がいることです。
ですが、ここはキャリコンとして必要な能力と捉え
ロープレで練習をしてもらいたいです。

もう1点、
ここでロジャース3条件の一つ。
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自己一致:
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度
で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、
真意を確認する。分からないことをそのままにしてお
くことは、自己一致に反する。
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カウンセリングの基本である自己一致を考えれば
自分が理解できない点を素直に伝えて
教えてもらうことはとても大事です。

と、言いましたが…これが結構難しいことは理解してます。

キャリコン側として感じることは
分からないことを素直に質問することで
信頼関係が崩れるのでは…でしょうか。
怖いですよね。
相談者が懸命に伝えようとしてことを
また尋ねること。

それでも、相談者とキャリコンの理解が一致しないことで
信頼関係の構築が出来ない方が良くないです。

そこは勇気を持って
キャリコンとしては、どこが分からなかったかを整理し
丁寧に質問をする力も必要です。

ここは練習が必要で
ロープレを通じて積み重ねて頂きたいです。

ということで、
ご質問も多い「会話量が多い相談者」への面接のヒント
いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になりましたら幸いです。

今回の内容は、サービスで出品しております
キャリコン面接試験◎虎の巻◎にも書いてあります。
ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください!






ここからは、いつものおまけです。

去年より漫画を読むことにハマっておりまして…
その中で良いなと思った言葉を一つ。

「口に出して、言葉にして、初めて
 この世界にその想いは生まれる。」

自分の気持ちの中に秘めていただけでは
自分だけの中で留まってしまう。
自分以外の誰かに伝える為に
口に出して、言葉にする必要があるんですよね。

キャリアコンサルティングでも
いろいろな場面で当てはまるのかと。

今回のお題で考えれば
キャリコンが理解できなかったことは
素直に言葉にして伝えることも大事なのかと。

そのことで信頼関係構築に繋がると考えてます。

キャリコン試験は面接試験もあり
その対策の過程は悩むことの連続かと。

だからこそ、
悩みや想いを気軽に声に出してもらえる場を作りたい
これが私がココナラやってる理由です。

そして、私自身も、言葉にして、声にして
ブログも通じて、これからも発信していきます!
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