最近、電車やバスの中吊り広告が少ないように感じる。
通勤途中、ぼ~っと広告を読んでいた時間も、何気に好きだった。
何の企画かわからないが、
2週間毎に、某作家のエッセーが中吊り連載されていたことがある。
その作家の本は読んだことが無かったが、文体が面白くて
連載が終わったと同時に思わず著書を買ってしまった。
これも広告効果か。
見渡してみると。。。
たしかに。
皆、俯いて自分が所持する画面を一心不乱に見つめている。
広告業界も大変だなあ、とつくづく思う。
写真やキャラクター、キャッチコピー。
あの手この手で俯いた眼を上にあげさせようと必死だ。
最近の主流はどうやら動画広告らしく、
ストーリー仕立てのCMが流れている。
どれも立派な「作品」となっている。
素晴らしい。
印象に残る、好きな、嫌いな広告は誰にでもある。
記憶に残るCMソングもあるだろう。
私が最近まで気に入っていたTVCMがある。
ナレーションはなく、母親が息子の名前を呼び続け
映像は出生届や病院の問診票、入学の学用品などに
親が息子の名前を書いている。
そして最後は一人暮らしの息子宛に宅配伝票を書いて送っていた。
息子はといえば「わかってるわかってる」と言って荷物を受け取る。
他愛もない日常だが、
大切にしなくてはいけない日常だと思った。
1分1秒。
刻々と現在は過去になっていく。
顔を上げ、前を見据えて今日も
日常を生きていこうと思います。
先ずは、会議!
会議の時間だ!