逃げる男のズルい心理

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コラム
彼が多忙なことのはよく分かっている。

分かっているけれど連絡をしてくれないのは寂しい。

いつも連絡を入れるのは私の方。

こちらから誘わないと会えない。

そんな不満を抱えて我慢できなくなり
思い切って彼に伝えても
「嫌なら止めたら?」と交わされるばかりで
私の気持ちは取り合ってもらえない。

彼を責めているわけではないし
我慢するばかりでは辛過ぎるし
ただこれからどうしたらよいのかを
一緒に考えて話し合いたいだけなのに
彼は面倒から逃げるように私を避ける。

上手くいかなくて話し合いたくても
いつも逃げる姿勢しか見せない彼に
何を信じていいか分からなくなる。

こんな状態ではストレスしか溜まりません。

このような男性は
女性が問題を解決しようという
前向きな気持ちを持って話をしても
「彼女に不満を与えた自分」に囚われてしまい
そんな「ダメな自分」を認めるのが怖いばかりに
問題に向き合うことから逃げてしまいます。

お互いの気持ちを受け止め合った
前向きな話し合いが出来ない理由は
自分自身に自信がないからに他ありません。

「素の自分」を受け入れてもらえない恐怖から
女性の気持ちには見て見ぬふりをして
嫌なことは徹底して目を逸らそうとします。

女性の意見を聞いて理解はするけれど
かといって一向に先の話は出てこなくて
意見しても結局変化せずという男性もいますが
同じく「素の自分」を変えるつもりはありません。

女性の不安や不満を聞くのが怖い。

女性の感情に向き合うのが面倒臭い。

自分のせいにされそうで嫌だ。

女性から文句を言われたくない。

「(自分は)変わらずにこのままでいたい」
という共感性皆無で自己中心的な心理が影響し
問題に向き合うことを避ける男性になります。


■すぐ逃げる男性の特徴


問題があって関係性が悪化しているのに
そこから徹底して逃げる男性には
どんな特徴があるのでしょうか。


1/ メールやLINEなどの連絡を無視する(既読無視)


リアルタイムで電話で話したり
実際に会って話をしてしまうと
嫌な雰囲気になった時すぐに逃げられなくなるため
直接対峙しない形を取れる
メールや間接的なコミュニケーションを好みます。

女性がLINEなどで不安や不満を伝えると
既読はつくもののいつまでも返信はなく
改めて意見を求めると今度は未読スルーをする。

LINE通知は入っているはずなのに
既読無視をして返答をしないのは
女性と同じ目線に立てないからです。

女性が話したい内容が分かれば
「返事をすると嫌な話し合いをしなければならない」
と思うために既読無視を決め込み
女性の気持ちが落ち着くのを待ちます。


2/ 顔を合わさずに済ませようとする


「大事な話だから会って話したい」と伝えても
「忙しいから無理」「メールでもよくない?」
と会うことを徹底して避けられてしまう。

普段は気軽に約束をしているのに
問題が起こった時だけは
徹底して会うことを避けられます。

それは男性がとにかくネガティブから逃げたい
否が応でも話さなければいけない
そんなストレスから逃げたいのが理由です。

相手の話を我が事に置き換えて考えることが出来ない
共感性が欠如したタイプによくみられる傾向です。

「電話のほうが落ち着いて話せるから」
と言ったとしても
電話で話してみると別の話で誤魔化されたり
問題は解決に向かわったりするのは
男性が本心で女性に向き合っていない証拠です。

話しの内容はともかく
面と向かって不満を投げられても
その対処法が分からないためストレスに感じます。

出来るだけ自分の都合のいいように
問題を流したい気持ちが表れています。


3/ 具体的な解決策を言わない


もしそんな男性と話し合えたとしても
「忙しいから回答する時間がない」で済まされたり
「自分から連絡したくない」
とこちらの気持ちを理解してもらえなかったり
選択肢や解決策を見出そうとはしません。

今の自分を変えたくないと考える男性は
問題の解決より自分の安定が最優先されます。


4/音信不通になる


一方通行のコミュニケーションしか取れず
とにかく問題に向き合いたくない男性や
議論が面倒でやり取りを嫌がる男性は
話がこじれてくると一方的に
いきなり音信不通を決め込みます。

「どう返せばいいかわからない」
「これ以上話し合っても自分がしんどい」など
音信不通を続けることで向けられる
女性からのネガティブな感情から逃げまわり
時間が経って女性の気持ちが落ち着くのを待ちます。

無視をされて関係が終わったと思っていると
数か月後に何事もなかったように連絡が来たり
問題が解決していなくてもどこ吹く風です。


5/ お願いしても同じことを繰り返す


「連絡がないのは寂しい」
「週末には連絡が欲しい」

と女性がいくらお願いをしても
守るのは最初だけで
ひと月経たないうちに連絡がなくなる。

「また連絡してほしい」とお願いはしてみても
男性の返事は端切れが悪く結局何も変わりません。

女性が止めて欲しいと懇願しても
バレたその時限りの反省だけで
ほとぼりが冷めて欲望をコントロールできないと
なんの罪悪感もなく浮気を頻繁に繰り返す男性もいます。

お願いしても変化がないのは
男性にとって女性の希望は重要ではなく
女性の意は寧ろ鬱陶しいだけと考えます。

女性に向き合っているフリをしているだけで
本心は問題からただ逃げているだけなので
いつまでも同じことを繰り返します。


■逃げる男性と結婚した後の顛末


大切な議論をとにかく避ける男性や
問題から逃げ回るだけの男性と結婚してしまうと
困難が生じた際に何も相談出来なかったり
何とか捕まえて相談出来たとしても
面倒臭そうな顔で極論をぶつけられます。

精神的には全く頼りにならない場面が多くなり
信頼関係を構築するのはかなり困難になります。

結婚生活とは夫婦が良いことも悪いことも
協力して家庭生活を築いていくものです。

例えば共働きで家事を分担したいと提案しても
「家事はその時やれるほうがやれば良い」で済まされ
それ以上細かい部分の詰めになると
責任が生じるために露骨に嫌な顔をしたり。

結果的に以前より男性の帰宅時間が遅くなり
女性の負担だけが増えてしまったなど
問題が生じても前向きな解決策を
模索する話し合いがなされることはなく
一方的に女性のストレスが溜まることになります。

問題を夫婦で乗り越えたいと願っていても
男性に全くその気がないのでは
愛情を向け続けるのも困難になります。

相手と同じ目線に立って
問題と向き合う気持ちがない男性との結婚は
夫婦の絆を築いていくことが難しいでしょう。


■逃げない男の見極め方


「逃げる男」はそもそも
コミュニケーション能力に難があるため
良好な人間関係が長続きしません。

しかしそれまでの経験則から
自分にとって都合の良い相手を見極めて
取り込む能力には長けているため
最初は無理をして相手に尽くすことがあります。

女性はその部分に惹かれ好きになっていくため
理想の男性が現れた感激から
男性の裏にある本質が更に見えにくくなります。

そして関係が成立し安心した途端
本性を見せ豹変する男性に
女性は困惑しながらも
関係を壊したくないあまり
ひたすら我慢を重ねるようになります。

男性は女性をモノにした途端に
まるでゲーム熱から覚めるように
男性の本性を表すのです。

要は「釣った魚にはエサをやらない」のです。

この手の男性の性質として
共感能力が著しく欠如しており
他者史観は一切持たず
自分史観だけで関係を作ろうとします。

全ては
『自分が良いと思うか、悪いと思うか』
この判断基準しか持ちません。

男性主導で関係が進められていき
気に入らないことや嫌なことは
威圧をもって排除しようとするため
それを目の当たりにする女性は
自分が悪いのだと自罰的になります。

女性は何かおかしいと思いながらも
男性が巧みに自身の優劣の裁量を押し付けるため
女性は自分が悪いから関係が悪化したのだと
自虐的になり精神状態が悪化していきます。

そして女性が我慢の限界に達すると
女性から関係に終止符を打つため
男性は面倒なコミュニケーションから
解放されたと安堵する一方で
女性から一方的に切られたと逆恨みし
自己憐憫を周囲に訴えて次の女性を探し回ります。

このタイプの男性は常に
女性から賞賛を受けていたいタイプなので
今の女性からそれが得られず面倒になると
悪びれもせず同時進行で二股をかけて
既に次の女性を見つけていることが多いです。

そのような連鎖がこのタイプの男性の恋愛傾向であり
相談事例でも同様なものが散見されます。


■コミュニケーションから「逃げない男性」を探す


逃げない男性とは
自分の意見や気持ちを女性に伝えられること。

その上で女性の気持ちも尊重し
同じ目線で議論が出来ること。

更にお互いのより幸せのために
お互いが変化し続けることを
ポジティブに捉えられる人ということでしょう。


■コミュニケーションを避けないことは基本中の基本


男性の中には女性のことが好きでも
なかなか気持ちを打ち明けられなかったり
感情が苦手で問題と向き合う勇気がないあまりに
女性の気持ちを蔑ろにしてしまったり
不器用で関わり自体が苦手な方もいるでしょう。

しかしタダ合わせているだけでは
お互いが我慢を重ねてしまうだけで
本当の意味での絆は育ちません。

違うレールの上を歩いてきた者同士が
議論もせずぶつかり合うこともなく
上手くいくはずはないのですから。

感情をぶつけ合って本音を伝え合うから
お互いの妥協点を見出して尊重する事が出来ますし
相手の思いを汲む視点にも立てるのです。

「一緒に乗り越えたい」という女性の気持ちを
男性も同じ視点に立って受け止めることが
良い関係を育てるということなのです。

この手の男性は女性を「母親視点」で見ていることが多く
「自分にとって」完璧で完成している女性を求める傾向にあり
その性質が男女の軋轢を生む原因になります。

男女関係で一番大切なことは
「苦しい時こそコミュニケーションを取り続ける」
最初から最後までこれが非常に重要です。

時に意見がぶつかることも
感情的な喧嘩をすることも
二人の繋がりをよりよくする
大きなチャンスと捉えることです。

変わることを恐れず
変化はマイナスではないのだと
お互いに理解し尊重し合える
そんな男性と恋愛をしましょう。



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