転職面接の流れについて

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。今日は、「転職面接の流れについて」について書きます。
1)面接での流れは、下記のとおりです。
1.入室&自己紹介
2.職務経歴の説明(現在の仕事内容)
3.志望動機
4.転職理由(退職理由)
5.逆質問
8~9割はこの流れで面接は進みます。それでは、各セクションに分けて説明していきます。
2)1.入室&自己紹介
まず入室は当然のことなのでさらっと流しますが、
(1)ノックをして面接官:「どうぞ、お入り下さい」→本人:「(面接官の目をみて)本日はどうぞよろしくお願いいたします。(と言ってからお辞儀をします。)」
(2)面接官:「お座りください」と言われて本人:「失礼します」といって座ります。
注意ですが、お辞儀しながら言葉を発してはいけません。
次に自己紹介です。
面接官から「簡潔に自己紹介をお願い致します。」OR「30秒、1分程度で自己紹介をお願い致します。」と言われます。
あくまでも目安ですが、1分=300文字です。しかし、読むスピード、内容で変わってきますので、その文字数でなければいけないということはありません。したがって、200文字だから悪いということはありません。あくまでも簡潔にスマートにだらだら言わないこと、爽やかに言いましょう。逆に400文字になっても聞いている方が「退屈」しなければ問題ありません。また大前提ですが、全て「結論ファースト」で伝える必要があります。
例)
本日はお忙しい中、面接して頂きありがとうございます。
(面接官におじぎする)
それでは、自己紹介始めさせていただきます。
マルと申します。○○大学を卒業後、(一貫して)○○に従事してきました。
現職では○○の仕事をしております。
主な担当業務としては○○などを行っております。
過去○○社経験しており、○○社、○○社でも同様の業務を行っておりました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
3)2.職務経歴の説明(現在の仕事内容)
(1)面接官の知りたいこと
面接官は何を聞きたいのかというと、「入社して活躍できる人物像なのか、それが納得できるかどうか、スキル、ポテンシャルはあるかどうか」が知りたいと思っています。
よって、今まで経験してきた仕事内容を全ていう必要はありません。だらだらと羅列して今まで行ってきたことを説明することは、面接官はとても嫌がります。勿論、今まで経験してきたことが全て応募企業に直結する仕事内容であれば別です。
ですから、
・応募企業がどのような人物像を欲しているのか
→即戦力、ポテンシャル、メンタルが強いなど
・募集の背景は何なのか
→受注増で急務など
を想像してその部分をピックアップ、深堀して面接官に「刺さる」ような内容を強調して伝える必要があります。
深堀する内容としては、定量的(数値的)に伝える必要があります。
・どんな成果、利益を出したか
・どんな改善、工夫をしたか
・チームを巻き込んで行動したかなど
・リーダーシップなど
・課題発見力
経済産業省から「人生100年時代」に求められる社会人基礎力である
3つの能力、12の能力要素で歌われていますが、
・アクション(前に踏み出す力)
・シンキング(考え抜く力)
・チームワーク(チームで働く力)
企業もこの能力を持った人材を採用したいと考えています。よって、ポテンシャル、キャリア、新卒採用どれもこの項目は意識して組み立てていく必要があります。
経済産業省の社会人基礎力(参照)

(2)応募企業が欲している人物像の調べ方
応募企業がどのような人物像を欲しているのかは、応募企業が掲載している「募集要項」を見れば分かります。
全て目を通す必要がありますが、時間がなければ下記の2点を見ます。
・職務内容
・応募資格/応募条件
面接対策をする上でこの作業が一番大事です。
理由としては、「欲している人物像」を導けないと回答がブレてしまうからです。どんなに良い転職理由などを考えたとしても、その内容が応募企業側からみて的外れであれば全く意味がないからです。
まずは、「的=求めている人物像」を抽象化→具現化することが内定への近道です。
4)3.志望動機
志望動機で見ていることは、下記の内容を見ています。
・志望度が高いか、低いのか
・すぐに辞めないか
・長く働き続けるつもりがあるのか
よって、面接官に「刺さる」コメントを残すには「御社でずっと働き続ける覚悟があります!」という熱量を伝える必要があります。
よって、誰でも語れる内容だと熱量不足です。オリジナリティある内容であることが好ましいです。
誰でも語れる内容の例)
・御社の売り上げが拡大しているから
・御社の技術がこれからのニーズに合っているから
・色々な仕事に着手できそうだから
上記の内容だと、誰でも言っている可能性があるため面接官には「刺さらない」
逆に、オリジナリティある内容の例)
私は子供の頃からものづくり好きで、子供の頃からものづくりに貢献していきたいと思っているからです。(ですから一貫して生産設備の設計を経験して参りました。)
少品種大量生産の時代から→多品種少量生産(≒オーダーメイド)の時代に突入しています。しかし、それとは裏腹に人口は減少し、加工業界も人員不足です。そのモノづくりの現場を支えたいと思い、生産性の高い設備(システム)を提供かつその業界では第一線で活躍されている御社に貢献できれば私の夢が叶うと思い御社を志望しました。
未経験の業界にチャレンジする場合
フローとして「業界」→「応募企業単体」という流れで伝える必要があります。
まず、こういう理由でこの「業界」に転職したい(何でこの業界なのか)
次に、その業界の中でも「御社」にぜひ入社したい(何でその応募企業なのか)
意識しなければいけないことは相手がこの内容で「刺さる(納得)」する内容なのかどうかです。それは、1次、2次、最終面接とステージを上げても同様です。
5)4.転職理由(退職理由)
転職理由と退職理由の違いとしては、
(1)退職理由=ネガティブ
(2)転職理由=ポジティブだということです。
(1)退職理由は、ネガティブで構いません。その会社が嫌い、今の会社では自身の持つ夢を達成できない。だからやめるのですから当然退職理由はネガティブになります。
正し、愚痴は決して言ってはいけません。あくまでも結論から簡潔に爽やかに!
面接官は人間的に面倒くさい人は絶対に採用しません。
AIの普及が高まっている中で、なぜ「人」を採用するのか、なぜ「機械」ではいけないのか、「人」を採用するメリットは何かと言われれば、「機械」ではできないことを頼みたいからです。
そんな中、頼みづらい人、もめ事を起こしそうな人、トラブルメイカーな人を採用するわけがありません。
その裏付けとして、3)2.職務経歴の説明(現在の仕事内容)にも記載「経済産業省から「人生100年時代」に求められる社会人基礎力」も発表されています。
(2)転職理由は、ポジティブに言わなければなりません。
例えば、
・100時間と残業時間が多い。→ 短時間で効率的に働き御社に貢献したい。
・給与が低い→講座、スクールに通い自身のスキルを上げたい、だから給与を増やしたい。
など、ネガティブな言い回しではなく、ポジティブに伝える必要があります。
また、先ほどお話した「志望動機」と「転職理由」の関連性も重要です。
矛盾していないかどうかこの両者の一貫性がないと信憑性がないので面接官には納得してもらえません。
ですから、「退職理由」→「転職理由」→「志望動機」の順で一貫性があるストーリである必要があります。
こんな理由で会社を辞めて、こういうことを実現したい、やり遂げたいと思っている。それを実現するために御社に入社したい。あくまでも今の会社だと実現できない。御社であれば私の夢は実現できます。というようにストーリに沿って話す方が面接官には「刺さります」
6)5.逆質問
逆質問は、○○さんから何か質問はありますかというような内容です。
この逆質問は、応募企業に興味があるのか?あるなら質問あるよね?というように、その転職者を採用したいと思っているなら尚更、面接官はその逆質問にかなり期待しています。ですから、募集要項、HP、調べればわかる内容などの質問は、逆に面接官の印象をかなり下げます。また、逆質問あるかどうか聞いてくれているので、「質問はありません」というのも面接官の印象を悪くします。
この逆質問は「志望動機」の信ぴょう性を際立たせるものでもあるので、他の項目と同様に重要です。
では、どのような質問が良いのか、
例えば、
競合他社と比較して御社は○○の点で違いますが、なぜこのような○○にしたのでしょうか。私もこの○○はとても良いと思っています。どうやってな○○ができたのか(したのか)理由を考えてみましたが○○だと思いました。合っていますでしょうか。ぜひ教えてください。
上記の質問の場合、
・競合他社を含めたポジショニングの理解
・なぜ応募企業でなければいけないのか
・応募企業に対する熱量も伝わるなど、ちゃんと企業研修をしてきましたよ!とアピールになり、「熱意」も伝わります。
注意)面接時に、逆質問がない場合もあります。
以上(1)~(5)の面接の流れについてでした。
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