不安定の至福

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コラム
自我人格は理想と安定を思い描き、手に入れようとする。
努力した結果、形になることもあれば、形にならない場合もあるが、
形になった瞬間、最高の喜びが湧き上がってきたかもしれない。
しかし、その後の展開を覚えているだろうか?
めでたしめでたし・・・。
そう心から思い続けられるような現実を迎えた経験が、
正直記憶の中に存在しているかと問われると・・・。
恐らく皆無と答えても言い過ぎではない。
(自我人格視点の場合)
恋愛や結婚で両想いで付き合えたけど、
後々にイメージと違う体験をして苦い思いをする。
恵まれた幸せと自由と名誉と家族を得たけど、
子供やパートナーに愛想を尽かされる、家庭崩壊する。
莫大なお金(宝くじとか)を手に入れても支出や生活水準が高まって、
更に金銭で苦労する、お金稼ぎゲームにより縛られる。
これらはよく見られる事例だが、
自我人格にとっては非常に意地悪で酷なゲーム内容が組み込まれていて、
自我人格の持つ理想や安定を思い通りに


実現することはできない罠が仕掛けられている。
原因は地球アトラクションの進行権限と決裁権を持つ管理体の人格は、
理想がずっと続いていく安定を求めておらず、
自我人格は管理体の人格には逆らえないため。
管理体の人格は体験そのものと体験の連続から紡がれるストーリーそのものを
至福としている関係上、安定という不変の時間が永遠に続くことを却下して、
不安定という要素を地球アトラクション内に強制投入する。
不安定というのは自我人格の視点から見た時の
問題、不安、心配、悩みなどのことで、
不安定を活かして人々を揺さ振り、
異なる時間を体験せざるを得ない状況を構築し続ける。
体験の範囲と深さが拡大し続ける不安定の中にいられることが、
夢に見た最高の舞台と喜びとして映る感性は、
かなり理解し辛く、受け入れ難い温度差と言えるかもしれない。
そういう意味では理想の安定を目標にして生きる姿というのは、
してはいけないことでも、やらない方が良いというわけでもないが、
管理体の人格からは焦点がずれている


エネルギーの浪費状態と思われているだろう。
自我人格の持つ理想や安定は存在しない幻だが、
不安定に慣れて、不安定に対して有難いと感じられる視点を持てると、
地球アトラクションの時間が今までよりは生きやすくなる。
健康、お金、仕事、家族、恋愛など、
このアトラクションは分野に限らず不安定は付き物だが、
常に不安定の中にいるのが自然で、とても順調で快適なことであり、
不安定な現実や自身のことを否定する必要も責める必要もないなら、
少しは気持ちが軽くなって落ち着けるだろうか。
あなたの本体とも言える人格は今頃大喜びであり、
「事前に希望した多様な体験とストーリーを遊ばせてくれて、ありがとう!」
とあなたに伝えているでしょう。
不安定といっても、自我人格の目には見えない安全と守護は存在するため、
誰でも不安定の中で生かされる愛、守られる愛に
支えられること、恵まれることは保障されている。
不安定を通して起こり続ける変化の体験全てと、
各々の独自の地球ストーリーを生かされる日が終わるまで
存分に味わって、遊び尽くして下さい。
存在しているだけで完遂される、
年齢、立場、性別、能力、境遇を問わず、皆が果たせる約束。
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