仕事を辞める⑤(タイミング)

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コラム
こんにちは
はたらく女性の心と身体の調和を応援する
カウンセリングサロン「いなはぁーと」のカウンセラー naomi です

新年のご挨拶をする前に
災害が起こってしまいました
被災された方々の心と身体の安全を心からお祈りしております


少し間があいてしまいましたが
私の「仕事を辞める」体験について 綴っていきます

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私は 2023年3月末に 地方公務員を退職しました

公務員になったのは平成9年(1997年)です

そして辞めることを考え始めたのは
平成25年(2013年)だったと思います

震災の業務が全く途切れず
家庭もぐちゃぐちゃで
子どもたちとも向き合えず
長男の発達障害が疑われ
父母からも これ以上は孫の面倒は無理と言われた頃でした


このままではダメだ
この仕事から抜け出したい
自由になりたい

出張で遠方に行った時に
自由時間に 予約した占い師さんに見てもらって
今の自分の置かれている状況と
これからの自分について
誰にも話せなかったことを相談していました


あとは 辞めるタイミングだけでした


私はこの頃に 主人と別居をしました
離婚協議のため家庭裁判所にも行きました
長男が暴れて母に暴力を振るいました
次男のアトピーがひどくなりました
ひとり親で子どもを育てるためには
今 仕事を辞めるという選択肢はありませんでした


そのタイミングは令和3年に来ました

50歳を目前に 仕事上のミスが増えてきました
文字を抜かして書いたり 書類を見失ったり
これまでできていたことができなくなってしまったり
DX化が進む中 今以上に新しいことを覚えなければならないと考えると
恐ろしくなりました
最初に感じたのは 能力の限界でした

次に感じたのは 職務に対する意欲の喪失でした
震災の時は やらなければという気持ちが強かったのですが
燃え尽きてしまったのかもしれません
人事評価制度が始まり 職員の育成や心の健康が不十分な現場で
厳しい現実が突きつけられていました
もう頑張れないと思いました

3つ目は 公務への支障でした
私は健康上の理由から 新型コロナウイルスのワクチン接種をしませんでした
また マイナンバーカードも任意であることから作っていませんでした
ですが 国や県から調査という名目で 徐々に報告が必要になり
さらには国からの交付金にも影響するという話を聞き
公務員として務めることへの限界を感じていました

4つ目は 生き方の方向転換でした
これが最も大きな理由だったと思います
震災対応で家族を犠牲にしてきたことを反省し
次男のアトピーに向き合い 食生活を整えたいと思ったこと
次男が大学に進学するまでの残された時間を悔いのない時間にしたいと思ったこと
一人暮らしを始める長男が困った時にすぐにサポートができるよう身軽でいたいと思ったこと
そして自分自身に対して丁寧に生きたいと思ったこと

70歳まで仕事をしていくと考えた時
あと20年の職業人生を考えた時 今の仕事はないとはっきりと思えたことで
私は 辞める決心をしました


上司にその意向を伝えてから
実際に退職するまで1年かかりましたが
無理なく引き継ぎもさせていただき
職場には感謝しかありません

地元にいるうちは 少しでも恩返しができるように
地域づくりに関わっていきたいと思っています



今思うと 決断するまでが苦しかったですね 
自分の意思だけで決めて良いのか 相当悩みました
子どもたちとの生活があるので
食べていかなければならないし これからもっと学費もかかるし


そんな中
人生プランとキャリアプランを考えることができたのは
キャリアコンサルタントの学びがあったからだと実感しています

産業カウンセラーの学びや 全国の占い師さんにたくさん占ってもらったこと
個人でサロンを経営している方々の施術を受けたことなど
全ての経験が 自分で決断できたことにつながったと思っています

やり切ったんでしょうね
悔いは全くありません



もし まだタイミングを待っていて
決断することに迷いがあるのなら
まだ「必要な経験が残っている」のかもしれません

そう思って
興味関心があることにトライしてほしいと思います


そろそろ自分の人生に シフトを切るタイミングなのかもしれませんね


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私にとって 仕事を辞めることは

「やり切った結果」

だと感じています。

#やりがい



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