うつ・毒親サバイバー
自立コーチ三島です(・∀・)
今日も8年前のブログをご紹介します!
大事なことは
その方にしか分からない「尊い学び」がある
ということ。
私のハイヤーセルフ曰く
気づくと癒える、学ぶと解放される
だそうです。
◆善悪問わず「こだわり」は病気を作る
病気の成り立ちは諸説あり、「食事」や「生活習慣」が関係するのはご存知のことでしょう。
それらに加えて、精神世界では「エゴ」が病気に影響すると考えます。特に心の病は「親子関係に起因するエゴ」の影響が大きいです。
<よくあるエゴの例>
思考の偏り
自己否定
思い込み
執着
こだわり
怒り
許せない憎しみ
頑固さ
自分の人生から逃げる
DNAに刻み込まれた先祖代々の思考パターン
<病気を作りにくい性格の例>
素直
謙虚
柔軟
感謝の念がある
自己肯定感が高い
こだわりが少ない
自分の人生に責任を持つ
自分の失敗を笑い飛ばせる前向さ
また、せっかく栄養価の高い食物を摂取しても、その人の「こだわり」によって吸収率に違いが出るので、偏らない思考が大事です。
健康のための「こだわり」であってもエネルギーの巡りを止めるため、「これ以外はダメ」という極端な思考や頑なさは少ない(あるいは無い)ほうが良いと言えます。
要は、「何をやるか」「何を食べるか」という「行動」や「対象」の問題ではなく、「心のあり方」の問題ということ。
私の師匠から聞いた話では、ガンを乗り越えた方は心の底が平らな状態で、思考の偏りが起こっても自動調整する力(自律性)が備わっているそうです。
「判断」や「力(りき)み」が無く、「自分ができることは、まっとうして行こう」という思いに人生観もシフトするとか。
◆こだわるか、超越するか
日本で初めて心療内科を創設された
九大医学部の池見教授は
『病気は感謝の原理を知る機会』
と仰っており、実存的転換による「免疫力向上」と「がん細胞の自然退縮」を研究されていました。
【実存的転換】
自分が自然の秩序の中に「生かされて生きる存在」であることに気付き、「愛や生きる意味」を見いだして主体的な生きがいのある生活への転換が起こること。
自己の病気を受け入れる。自分の限界を知る。そうした心の作用の中で、はっと気付く瞬間=実存的転換をして、宇宙の大きな摂理を感じる。
すべてのことを宇宙の摂理、あるいは超越者、神や仏のような存在にお任せしようという心境になる。生き方や人生観が変化し、物欲や名誉欲などには全く価値がなくなる。
【トランスパーソナル】
自己を超える(トランス)こと。
自己超越-他者のために自分を役立てようとする心の動き。
自分中心のエゴイズムから解放され、物事に柔軟に適応する。人生の目的スピリチュアリティ(自立と統合)にも関連。
自分の「認知のゆがみ」を注意深く理解していくことで、体調にも変化が現れるのです。
ユング心理学では、自分中心の自我(エゴ)を超えて自利利他をふまえた「大いなる自己(セルフ)」という考え方があります。
セルフ(全体性)とは、無意識を含む「心全体の中心」であり、かつ「心の外」にもあり、「意識」と「無意識」の調和を図る超越的な存在です。
人生の目的やスピリチュアリティ向上においてゴールとなる「心のあり方」を指しています。
【二つのセルフ】
◆小さなセルフ=個人の私
◆大きなセルフ=宇宙の分身
人間の心身の治癒の根源
生命エネルギーの源
個人的な〈小さなセルフ〉が宇宙的な〈大きなセルフ〉と調和したとき、人は本当の幸福や健康を得ることができる
これは単なる神頼みではありません。
怒りや憎しみなど「あらゆる執着心」に気づいて手放す(認めて受け容れる)ことを言っています。
自分でできることは自分でやる。その結果は「大きなセルフ」に委ねるということです。
私のご相談者でも「セッションの効果(結果)」にこだわる方がいますが、こだわりが強い方ほど病状も重いです。
それだけ頑なさが心身に影響するのでしょう。でも、私もそうでしたが、本人にその自覚はないんですよね。
効果とは「結果への執着」です。「今」に意識がなくて、まだ起こってもいない「未来」を求めています。今をおろそかにするから、苦しむのに…。
未来を思考しているのも「今」です。過去にこだわるのも「今」しかできないこと。「今の自分」を謙虚に受けとめましょう。
◆病気を作る三大エゴ
『怒り・頑固さ・プライドの高さ』
いつも感じるのは「素直じゃない」ということ。ご本人も苦しいでしょう。
ちなみに、この三大エゴは「がん」「認知症」の原因にもなりえます。
病気を作り出す理由(学び・気づき)は人それぞれ。寿命もあります。
人生で体験することは生まれる前に自己責任で決めており、必要な時に必要なことが起こるため、必ずしも「病気=悪」ではないことを理解するのも大切です。
私も療養中、自己への執着が病気の原因だと気づき、感情に従って傲慢に生きてきた己の責任を痛感しました。
なぜなら病気になるまで、自分を改めるチャンスは何度もあったからです。
今では、病気は闘うものではなく、そうなるまでの「偏った生き方」を理解して受け容れるものと捉えています。
抵抗して ”闘病” してはいけません。自分でも気づかない「無意識のエゴ」を理解することが必要です。
病気は「小さな自己」への執着を卒業し、心の器を広げて、より大きな視野(大きな自己)で生きる「成長」および「自己実現の機会」なのでしょう。
そして、病気を患った本人だけでなく、家族も一緒に自立(エゴに気づいて健全な自己愛を育む生き方)を体験的に学ぶことで、家族全体が成長し、真の幸福を得られます。
《ご留意》
「恐怖心」はよく理解できますが、必要があれば適切な医療を受けましょう。ヒーリングは問題回避のものではなく、人生をより良く生きるためのツールです。”スピリチュアル”に逃げないように。