Covid-19(コロナウィルス)あれこれ

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コロナが世界中でパンデミックを起こしてからもうはや3年以上が経ちます。

今までもHIVだったり、SARSだったりいろいろ感染症は流行したのですが、

コロナがここまで長期化するとは思いませんでした。


いまだにマスクが手放せない生活です。


近くで陽性者が出たら村八分状態になり、下手すると引っ越しまで余儀なくされたほど、世界中で大混乱が起きました。


著名人が感染して亡くなったり、医療現場の大変さが連日テレビに報道されたり、

なんだか決まった時間に医療者に感謝の気持ちを込めて

拍手をするとかいう、はげましもありました。



しかし、


話題になるのはいつも病院や施設。



もちろん、多くの人がいる場所、それも病気療養中とか高齢者とか、身体に障害があるひととかがいらっしゃるので、

免疫力が低下している方々にはコロナウィルスの感染は命取りになることもあります。


なので、病院や施設が大変になるのは当たり前なのです。



ですが、


そのような施設にいる方々以外の、普通におうちにいる人はどうでしょう。




おうちで生活している人が何らかの原因でコロナにかかり、医療機関を受診するのです。


はじまりはいつも家


です。


なのに、在宅医療の大変さは一部の大都市を除き、あまり報道されないような気がします。


大都市は在宅医療も比較的整っています。


開業医も、訪問看護ステーションも、ヘルパーステーションも、施設も多い。



でも、そうでない地域は


数少ない開業医の中でも、コロナ感染者を見てくれる医師も少なく、

訪問看護ステーションも、コロナ感染者が一人でも出たら

ケアがかなり煩雑になり、ステーションもてんてこ舞いです。






「熱がでて、病院で検査してもらったらコロナ陽性でした。でも、入院できるところがないみたいで・・・。


在宅で先生と看護師さんに診てもらいたいです・・・。」





利用者さん家族から電話が入って、在宅医に連絡すると、

「そうなんだよね~。ま、幸い、重症化しそうにないので、内服薬服用してもらって、様子見ていくわ。看護のほうは、いつも通り入ってあげてほしい」




でっかい、いかにも体に悪そうな、内服薬(ラゲブリオ)を服用してもらって
様子を見ていくことに・・・。


その間、訪問看護以外のサービスはすべて停止となりました・・・。



なぜ??ヘルパーさんは??



必要だからサービスはいっていたのに、コロナ陽性だとそのサービスはいらないとでも???


なんで看護師だけしか動かない???


訪問入浴さんもダメ??



この人、コロナ陽性中はお風呂もダメってか・・・。



ヘルパーがやってたこと、訪問入浴がやってたことすべて、看護師ができるはずもなく・・・。





デイサービスやショートステイにいけないことはわかります。



でも、訪問系のサービスは、感染予防対策を十分に講じることで、
サービスできるのではないでしょうか・・・。




結局、利用者の家に行けるのは医師と看護師だけなのです。



こんな感じで在宅で療養するコロナ陽性患者さんが増えると、

防御服もたくさん必要だし、訪問スケジュールも変更しないと(感染症患者さんはなるべく訪問は最後にします)いけないので、


業務が超多忙になります。


利用者の人数は変わりないのに、やらないといけないことが増えるのです。


利用者宅に行ってからも感染防御のための対策を講じるだけでも一苦労・・・。


玄関先で、使い捨ての帽子をかぶり、ゴーグルをして、マスクを交換し、手袋をはめ、ガウンを着て、足袋を履く。



真夏の完全防着は、地獄のような暑さでした。


汗でお化粧なんてドロドロに流れていきます。


訪問した直後と、帰りとでは人相が変わるほどです。





そして「私も(コロナに)感染するんじゃないか?家に持って帰ったらどうしよう・・・」


と不安にもなります。






濃厚接触者という、扱いにもほとほと疲れました。




利用者さん自身は陰性なのに、家族の誰かがどこからかもらってきて、濃厚接触者になったら、そこのおうちには入れないと、

サービスが止まってしまいました。



なぜ?



利用者さんに直接お世話する人も陰性だったのに???


あまり利用者に接触のない家族の誰かが、濃厚接触者になったら、そのおうちには入れない…。



利用者さんにとってはいい迷惑です。自分は関係ないのに。今まで使っていたサービスが受けられないって・・・。



そうしてまた、看護師だけが訪問することになるのです。




そんな目にあってでも訪問している看護師に、


「お前らがコロナをまき散らしてる」と訪問者を蹴っ飛ばしたり、文句を言ったりする人が多くいたようです。



看護師は感染予防対策を熟知しています。

だからその策を講じて必要な人に、必要な看護を届けに行きます。

心無い言葉はほんと傷つきます。




自分たちだけでも動かないと、利用者さんの生活が成り立たない。



そう思って頑張っているのにです。






在宅移行、在宅シフトといわれる割には、こういうところで、在宅への支援が手薄になる。



ほんと、なんだかなぁ~・・。という感じです。




もう少し、在宅現場にも目を向けてほしいなと思いました。






でも、そろそろ本格的に感染症分類の2類から5類へ変更する準備を進めてるとの動きが出てきました。


インフルエンザのと同じような取扱いになるとのこと。



早くそうなってほしいと切に願います。







コロナになっても在宅で生活できます。



病気や障害を持っても、在宅で暮らしていくことはできます。


実際にどうやったらできるのか・・・


不安なこと、心配なことがあれば、訪問看護師に相談してみてください。







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