新生活の転機を乗り越えるTips シュロスバーグの理論より①

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。ちょんちょです。

キャリアコンサルタントの学びの中で得た知識を定着させたいので、「ちょっと知っておくと日常で使えるかも!」というTipsを、シェアします。

今回は「ナンシー・シュロスバーグ」の転機の理論をご紹介します。

こんな方に読んでもらいたい。
✔︎新生活に向けてなんだかモヤモヤしていて落ち着かない
✔︎新生活に向けてどんな準備(外的・内的)をしていけばいいのか悩んでいる

「ナンシー・シュロスバーグ」は転機について以下のように述べています。
今回はまず「転機をどう受け取るのか」を掘り下げてみたいと思います。

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1.転機には3種類ある


みなさんが「転機」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
「復職」「転勤」「昇進」のような、目に見えてわかりやすい「出来事」が一般的かもしれません。

シュロスバーグの理論では次の3種類として紹介されています。
人生上の転機とその対処.png

「予期していた転機」とは卒業、就職など、ある程度見通せていた出来事。

「予期していなかった転機」とは急な転勤や異動など、予想もしていなかった突然の出来事。

「期待していたものが起こらなかった転機」とは、何歳までに結婚すると決めていたのにそうはならなかった、自分の番と思っていたのに昇進がなかったなど、期待していた出来事が起こらないノンイベント。

これらはどれが影響が強いも弱いもありません。どれが影響が強いかは人によって、また受け止め方によって変わります。

もし「大きな変化は起こっていないのに、なんだかモヤモヤしてしまっている」という方は、実はノンイベントが影響しているのかもしれません。

ノンイベントは、他人からは分かりにくいので、周りからのサポートが受けられず、ひとりで悩んでしまうケースが多いといわれています。

2.転機が影響を与える4つ

シュロスバーグの理論では、転機に遭遇すると、次の4つの項目のうち、1つまたは2つ以上の変化を伴うと紹介されています。

人生上の転機とその対処-2.png


例えば、転職により現職場での人間関係は薄くなるかもしれません。それはあなたにとってプラス、マイナスどちらの効果でしょうか?

「新たに得るものがある」とプラスに感じるのか、「失った、なくなった」とマイナスに感じるのか、受け止め方は人それぞれです。

私自身は、適応性が低いので、新生活を迎える際は、人間関係や生活が変化することを、「なくなる、寂しい」と捉えがちです。

思い返せば、転機の後に新たに得られたものも多いので、そんな側面に目を向けて、ワクワクを積み上げていくことで、不安はすこし低減できるかもしれません。

新生活を迎えられる、あなたの心を揺さぶるのは、どんな点の変化ですか?

今回は「転機の受け取り方の視点」をご紹介しました。

「新生活は自分にとってどんな転機か?」「どんな影響があるのか?」
ぜひご自身の状況を客観的に冷静に、受け止める視点として、ご活用いただけたらうれしいです。
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