乳がんと子宮頸がんの記録#6 手術

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コラム
手術当日。

歩いて手術室に着くと
沢山のスタッフの皆さんが元気に
「おはようございます!」とほほ笑んでいた。

この日は快晴。
おかげで気持ちが少し上がる。

さっそく手術台に乗せられる。
ひんやりと冷たかったのを覚えている。

まさに「まな板の鯉」である。
こうなったら煮るなり焼くなりしてくれ!
と思っていたが手は恐怖で震えていた。

看護師さんが
「大丈夫!寝てる間に終わるからね。」と
私の手をそっと握ってくれた。

この時とても安心した。
手を握られるってこんなに気持ちが
落ち着くんだと初めて知った。


余談だが
私はその時から心が折れそうな
友人がいると手を必ず握るようになった。

悩んでいる子供の手も握る。

手には物凄いパワーがあると知ったから。



それからすぐに体に沢山の装置を付けられ
麻酔科の先生が入ってきた。

麻酔科の先生に「大丈夫だからね。」と
言われた。

本当に優しい人ばかりだった。

私は麻酔科の先生に
「口から心臓が出そうだから早く寝かせてほしい。」
と言ってみた。

皆さんに爆笑され
少し和やかムードになった所で
麻酔注入!

意識がなくなる中
看護師さんの手の温もりは
しっかりと感じていた。

私は今でもこの看護師さんに
感謝しています。

入院中もたくさんお世話になることに
なりました。

あっという間に意識が無くなり
目覚めた時、
すべて終わっていました。


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