”僕はギャンブルに手を出したらハマッちゃうから手を出さないんだ。”
”ギャンブル依存から抜け出すために自助グループに通ってる。”
”ギャンブルは勝つ日があっても、トータル的には絶対負け。
だから俺はやらない。”
”安易に株に手を出し、大きな損失を出し家族に迷惑をかけたから、
必死で休みの日にバイトしてお金を返し、家族に恩返しをしている。”
そんな素敵な人が私の周りにいたけれど、
そんな言葉を一番言ってほしい人は、そうなりませんでした。
どんどん借金が増え、
サラ金からの電話に小学生の子供が出ることは日常茶飯事。
私が仕事で不在で、子供が習い事に出掛けようとしたとき、
玄関に来た借金取りの声と張り紙。
おそらく勤務先にも、電話が行ったのだと思います。
仕事も休むようになり、会社から”出勤していないんですけど・・”
と、電話。
知らない間に車が担保に入っている。
嘘をついて、友人にお金を借りようとする。
何度となく姿を隠し。そのうち出てきて、話をする。
恥ずかしくて人にも言えませんでした。
まさか、自分がこんな境遇に置かれるとは・・
私にとっての、大きな青天の霹靂です。
ギャンブル依存は、あの頃よりも
今は病気としての認識が確立されるようになりました。
私は、本人がその自覚を持って、治そうとする意志を持つ時を待ちたかった。
失敗から立ち直る姿を、子供たちに見せてほしかった。
私の反対を振り切り、
義母は、良かれと思って借金の肩代わりを繰り返す。
もちろん、私に苦労を掛けない為の行動だったことはわかりますが・・
かなりの財産を失ったはずです。
ギャンブル依存は、本人と周りの人の人生をも狂わせます。
せめて自分の子供には、常識的な金銭感覚を持たせることを頑張りました。
そこは、今のところなんとかクリアかな。
~レモネードでも飲みながら🍋いづ~