不確実かつ多様化したライフ・キャリア・レインボー

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本日、キャリアコンサルティングに関連する講習会を受講する中でふとお持つたことがあります。
今回は、キャリア理論に関する勉強でドナルド・E・スーパー博士が打ち出したキャリア理論の一つ、ライフ・キャリア・レインボーについての講義でした。

私自身キャリアコンサルティングに関する勉強をしたときはまだ自身が判活たこともありあまりピンと来ていませんが、今回理論を改めて学んだことで感じたことがあるので書こうと思います。

ライフ・キャリア・レインボーとは

スーパーは1950年代に「キャリアという言葉を単なる仕事として捉えるのではなく人生全般と捉えよ」と提唱しました。
この考え方を1950年代に打ち出せたことは大変画期的だったのだと想像できます。

人間は同じ人物が場面により様々な役割を演じていて立場によって使い分けているという理論です。
主に7つの役割とされていて「子供、学生、余暇を楽しむ人、市民、職業人、配偶者、家庭人」とされています。

普段の生活を振り返りそして10年後の生活を想像する。
このようなものになります。

年齢がいくつになっても親の前では「子供」の役割になりますし子供の前では「親」の役割になります。


ライフ・キャリア・レインボーを考えるメリット


■可視化することで自分自身が置かれている現在の状況をバランスで見える
■過去と未来のライフイベントを可視化できる
■理想の家庭生活のバランスを考えるきっかけになる
■現代の生活の悩みや辛さを知るきっかけになる

私自身が考えるこの理論を現代版にする難しさ


今回私自身が本当に疑問に思ったこと、それは「自分一人ではコントロールできないライフイベント」については空想でしかないことです。
生き方が多様化している現在において画一的な「だいたいの年齢で考えるライフイベント」が果たして本当にその人のためになるのでしょうか。

以前私も5年ほど前にFP(ファイナンシャルプランナー)の知人と話したときにある「違和感」を感じたことがありました。
当時も今も私は独身なのですが、「子供はいつくらいに考えている?」という質問です。

そんなに理想的にいくものでもないですし、望んで授かるわけでもありません。
そして、パートナーの有無、状況によっても大きく変わっていきます。
これが「だいたいの年齢で考える」デメリットかと思います。

ある40代半ばの女性が40代前半で結婚して出産することになったことを職場の人に開示したところめちゃくちゃ驚かれた上に「○○さんは子供が欲しい人だったんだね」と言われたといいます。

妊娠出産可能年齢には大きな個人差がありますし、事前に卵子凍結や様々な対応をしていることで大きな差が出てきます。
初産の場合に30代前半であっても既に妊娠出産の可能性が低くなってしまっている場合もあれば40代半ばでも可能な方もいます。

男性と話をする中で、「女性が若ければ子供を授かることができる」と思い込んでいる人がこの日本はまだまだ圧倒的に多いと感じます。
そのような方は果たして自分自身の生殖機能に関する検査などは受けたことがあるのでしょうか。

結婚相手を探すときに「子供が欲しいよね」と言っているひとはどの程度ほしいと思っているのでしょうか。
そこにどこまでお金を投ずる覚悟があるのでしょうか。またお金をかけてまでなら授からなくても良しと考えるのでしょうか。

そう考えた時にライフ・キャリア・レインボーの理論を取り扱う方に関しては「既に結婚されお子様もある程度育っている50代以上の方」の方が適していてこれからライフイベントを迎えるまたは大きく生活が変わる可能性がある方には不向きなように感じました。

現代では熟年離婚も多くあるため上記に該当する方もその限りではない気がしますが。


価値観や考え方は1年あれば大きく変わる


30歳まで結婚願望も子供希望もゼロ、35歳まで子供願望ゼロだった私が36歳で卵子凍結をしました。
よくこの話をすると「やっぱり子供ほしい気持ちあったんだね」と言われましたが実はまだそうでもないです。

私の場合はまだ独身なので将来の選択肢の一つとして決断したというだけです。
ある自治体で助成金制度が始まるなんて話が舞い込んできたころでしたが、「そんな助成金のために待っててたまるか!好きなタイミングで処置してもらえなくなるじゃないか馬鹿か!」という気持ちの方が大きく助成金が出る前にもう完結しました。

助成金出したらやるって人はそれも一つ背中を押してくれるきっかけにはなるかもしれませんが、

■病院を受診するにも予約が必要
■自分の好きなタイミングでできるわけではなく自分の排卵周期に左右されます
■そのタイミングで仕事・病院の予約状況すべてそろわないとできない

助成金目当てで増えるであろう人たちよりも先んじてやろうと思いました。
「あぁ自分も助成金が出る自治体に住んでないからあきらめよう」ではなく色々と向き合い本当に必要ないか調べてみませんか?

不安な気持ち、仕事との両立で不安なこともあると思います。
まずは経験者とお話してみませんか。
またキャリア理論を用いたワークを行うキャリアコーチングにおいては、その方の状況に合わせたワークを行いますので是非ご検討ください。





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