高校時代

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コラム
小学校・中学校と何かしらお喋りすることに関わっていましたが、本格的に色々学ぶようになったのは、高校時代です。
アナウンス部門と朗読部門がありましたが、朗読部門を選択しました。

アクセント辞典の使い方を知り、課題文のアクセントはぜ~んぶ調べて書き込みます。
さすがに今は全部は調べませんが、少しでも気になったものは調べる様にしているのはこの時代に培ったものでしょうか。

発声練習やロングトーンの練習、滑舌練習もここで学びました。
しかし昔から滑舌練習って同じですね。外郎売とかあめんぼ赤いなとか。
毎日やったおかげで今でも覚えております。

そんな高校放送部時代。とても楽しかったのですが、実は私にとって暗黒の時代です。
というのは・・・裏声で頑張っていたからー!
顧問が・・・ご存じでしょうか、小宮悦子さんというアナウンサーがいらっしゃるんですが、その方の声がトレンドなのだと言い出して、その声に近づける様に特訓させられたんです。
できませんでしたけど。
できないまま大会に出て見事に予選落ちを繰り返しておりましたが、今思えば当たり前だろと。自分の声で勝負したかったなと。
声に神経を注ぐのではなく、読みに注ぎたかったなと思います。

そしてその数年後。
県大会で毎回審査員をしていた方が、朗読ボランティア養成講座で講師をしていらして、再会。
もちろんあちらは私のことなんて全く覚えておりませんでしたが、自己紹介と読みをチェックされた時に言われた
「あなたみたいな人大会に出てた?出てたら覚えてると思うんだけど」
という言葉は今でも私の宝物です。

勿論、高校時代の読みと、養成所に三年間通った後の読みは違っていたと思います。
でも、予選落ちばかりだったあの大会に、朗読ボランティア講座に行く様になった自分が出たら、何かしらの印象を与えるところまで成長したのだという事がうれしくてたまらなかったです。

その後その先生は私の演劇公演や朗読ライブに顔を出してくださるようになりました。積み重ねが雲の上の人との交流に繋がっています。

何だか雑多に書いてしまいましたが、裏声指導以外は間違いなく私の基礎を作ってくれた高校放送部。
あ、ちなみに今裏声チャレンジしてもできません。
昔から裏声は安定しないという事ですね。
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