養成所時代

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コラム
演技系の養成所に二年、ナレーション系の養成所に一年行きました。

まずは演技系。
わいわいがやがやと同じ夢を持った皆で楽しくお勉強しました!
かなり真剣に頑張りました。
毎日の様に養成所の授業が終わると公園に集まって自主練習していました。
もちろんバイトしつつ。
寮でも同じ養成所の子と演技談義をしたり。
二年の養成所期間を経て、さて次はどうしよう?という時期。

私は逃げました。
「不合格」というレッテルを恐れ、次の養成所を探したのです。
当時の私は「まだまだチャレンジする時期じゃない」とか「朗読が好きだからナレーション系を勉強したい」とか言い訳しながら逃げていました。どこを受けても合格する気がしなかったんです。実際受けてもしなかったでしょうが、チャレンジすらしなかった臆病者でした。

そうして探し出したナレーション系の養成所。
ドタバタ演技することはありませんでしたが、しっかりと演技を教えてくれる時間もありました。
マンツーマンのレッスンがあったり、ボイスサンプルをスタジオ収録させて頂いたりという時間もありまして、宅録をする上での準備は、ここでの経験が生かされています。

今でも覚えているのは、たこ焼きについて語るナレーション。「外はカリッ!中はトロトロ~」みたいなセリフでしたが、クラス全員分のたこ焼きナレーションを聞いた後は当然たこ焼きを食べました。
たまにあれを思い出してはたこ焼きを食べたくなってしまいます。
食べたくなる様なナレーションをする・・・という意味ではかなり優秀だったのかもしれません。

結局こちらも、実家との話し合いで所属できなければ地元に帰るという事が決まっておりまして。
これで私の東京生活は幕を閉じました。

夢を叶えられる人はほんの一握り。私はそんな一握りに入れる人物ではなかった・・・とさっぱり諦め、地元で舞台の生活になるのです。
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