依頼を「果たす責任」と「果たさせる責任」

記事
コラム
こんにちは。『徒然なる世界』の管理人リュードです。
今回は、責任に関するお話をしたいと思います。

コミッション活動においては、クリエイターとクライアント、
双方に責任が発生します

クリエイターの責任とは、言うまでもないですが
「依頼を果たす」責任です。

引き受けた依頼を、期限内に完遂し、成果物を納品する。

これが、クリエイターにとっての責任です。

では、クライアントの責任とはなにか。

それは、クリエイターに「依頼を果たさせる」責任です。

一度依頼を発注した以上、
クライアントは自身の一方的な都合によって、
依頼をキャンセルするようなことをしてはならないのです。

クリエイターは、依頼を引き受けた時点で、
その依頼を完遂するために様々なことを考えています。

たとえ形に残すことはなくても、
その依頼を完遂するために施策を考える時間というのも、
いうなれば作業時間の一つとして発生しているわけです。

そして、そのクリエイターが他に案件を抱えていたり、
あるいは別の案件が思いの外忙しくなってしまっていた場合でも、
その案件のことはきちんと考えているのです。

仮に納期が近づいてきて、クライアントが
「納期に間に合いますか?」
と尋ねた時、クリエイターが
「大丈夫です。間に合わせます」
と言ったら、クライアントはその言葉を信じて待つ責任があるのです。

クリエイターは、なにもその場を取り繕うために大丈夫と言っているのではありません。
様々な状況を勘案した上で、これなら間に合うと判断したからこそ、大丈夫という言葉を使っているのです。

ならば、クライアントがするべきことはただ一つ。

「そのクリエイターの言葉を信じ、座して納品報告を待つ」

ということだけです。

もし、クリエイターの言葉を信じることができず、
一方的にキャンセルするようなことをするのであれば、

それはクリエイターに責任を果たす機会を与えない
ということにおいて、極めてクリエイターを軽んじた行為であると言わざるを得ません。

そうしたクリエイターのプライドを著しく傷付ける行為をする人は、
そもそもコミッションで依頼を出す資格はない

そう肝に銘じておかなければなりません。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す