「正しい思考」でも、伝え方によっては逆になるかも?

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コラム

息子はどんな話を聞いてもネガティブ一直線

発達障害の息子がネットサーフィンをしていたときのことです。

その一、称賛される人の記事を見聞きしたあと
周囲から「素晴らしい!」と称賛されている人の話のあとは、必ずこう言います。
「この人の様には出来ない!僕は役に立たないダメ人間やから、死んだほうがいいんや!」(なにも「死」まで出さなくてもいいのに)←私の心の声

その二、非難されている人の記事を見聞きしたあと
非難が集中している人の話に対しては…
「周りの人は、僕も将来こうなるかもしれないと思っているはず!」
「なる可能性だって、ゼロではないのかも。。。」
(なんで自分の事として考えてしまうかなぁ!)←私の心の声

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何を言っても「聞く耳もたず」を理解したい

ビックリするぐらい、人の話で落ち込んでしまう息子です。
他者と自分との境界線がボンヤリしている傾向が確かにあります。

「何とかネガティブな気持ちを払拭させたい!」
その一心で、私はついつい懸命に話しかけてしまいました。
「他の人と自分を比べないで!」
「人は人!自分の事ではないよ!」
考え方を切り替えさせようと、必死になって「良い事」を言って聞かせました。

ネガティブな気持ちが脳内100%になっている息子に通用するはずがありませんでした。
発達障害であろうがなかろうが、負の感情で打ちひしがれている時に、
「君は間違っている!」
「こうすべきだ!」なんて言われて、

「はい、おっしゃる通りですね(^^)v」と、一瞬でコロッと気持ちを変えられる人がいたら、弟子入りしたいです(笑)

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ちょっと意味が違いました(;^ω^)


「実況中継」のおすすめ

わあ~!となっている時に諭したり教えたりするのは、前述のとおり、効果はないです。ではいったいどうすれば?

「実況中継」のような感じで受け答えするのも一つの方法です。
息子:「僕はダメ人間だ!」
私:「ダメ人間と思うんだね」
息子:「○○が辛い!」
私:「辛いんや。。。」

肯定も否定もしませんし、意見も言いません。
ただし、もしも自分で自分の顔を殴る等、自傷行為になっている時は、もちろん止めてください。

心の乱れ方が激しい時は、正直言って近くにいるのも辛いです。
自傷行為の危険性がなければ、その場を離れるのもいいかもしれません。

気持ちが落ち着くまで待ちましょう

本人の気持ちが落ち着き、ギャグの一つでも出たならばサラッと話しかけます。一つの事柄についてだけ。
「あの時の自分を、第三者の気持ちで見たらどんな感じ?」
「他の考え方ってなかった?」
「これからどうすればいいと思う?」

様子を見ながら聞きます。淡々と。。。
どちらかが冷静でなくなったら終了~(*´▽`*)

最近息子が自分で決めたこと

「ネットの記事で辛くなったら、『これは他の人の話で、自分の事ではない』って、口に出して言うわ(^^)」
息子がそう言ってきました。

「それは良い考えやね(^^)v」
以前の私は、
「ネガティブな気持ちになるならネットサーフィンなんかするな!」
「20代にもなって、まるで赤ちゃんか?」
などと、言っても無駄な事ばかりを息子に投げつけて、傷つけていました。

ちょっと接し方を変えるだけで、家の中が随分明るくなってきています。
どなたかのお役に立てればいいなぁ~と思い、この話を書きました。
読んでいただき、ありがとうございます。
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