新人研修プログラム(案)

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コラム
おはようございます。





本日は『新人研修プログラム(案)』について、仮に考えてみたいと思います。組織の大きさや組織内の制度、事業種別によっては当てはまらない可能性がありますので、

あくまでも、参考にしていただければ幸いです。






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私もかつて、株式会社木下の介護という比較的大きな会社に所属していました。おそらく従業員数で言えば1万人を超えているでしょう。

営業部に関しては当時は100人規模でした。(現在は異なるようです)




約6年弱、勤めていましたが組織としての新人教育や研修というのはプログラムとして企画されていた記憶はありません。これは介護部も営業部も同じだったと思います。



また、これまで数多くの組織を支援してきましたが、新人研修プログラムを構築しており、かつ機能している組織も、正直見たことがありません。


もちろん、私が知らないだけで構築と機能の両方を兼ね備えた医療・介護・福祉事業所はあると思います。








今回は、新人研修プログラムを案として作成し、かつそれを機能させるような働きかけについて簡単にお話ができればと思います。






さて、では早速、新人研修プログラムについて作成していきます。文字だけで記載するので分かりづらいことがありますが、ご了承くださいませ。



1.新人研修の目的を定める
新人研修プログラムを”なぜ?”つくるのか。おそらくここには課題が存在しているはずです。この課題を明確に、明記し腹落ちする理由かどうかを考えてみてください。

すべてはこの目的にあります。




2.新人研修の期間を定める
新人研修プログラムには、研修を行う期間を定める必要があります。この期間は、期間ありきの研修ではなく、内容ありきの研修とするべきです。

ですが、もちろんリソースが少ないという課題があれば、期間という枠を定めてから内容を詰め込む方法でも構いません。




3.研修内容を構成する
新人研修で最も大事なのは、この内容となります。内容の構成については「人が物事を理解できるような構成」が望ましいです。

考え方としては、大きな概念や総論から徐々に各論で構成すると分かりやすいです。



①業界について知る
新人には自分たちの業界や同行について知ってもらう必要があります。

②事業について知る
業界を知り、そして事業概要、取組、に意義いて知ってもらいます。

③組織について知る
事業を運営するために組織があります。組織概要、構造、目的や理念について知ります。

④部署について知る
組織内の部署について知り、それぞれの役割や目標、連携について知ります。

⑤個人について知る
個人というのはつまり、上司や同僚とのコミュニケーション。そして個人の役割や目標について知ります。




4.研修担当者を決める
研修担当者は、職種に合わせた担当者を配置します。もちろん、組織の基本ベースとしてプログラムできるものは一人を窓口として担当させてもいいでしょう。

しかし、看護や介護、事務や営業のように業種や与えられた役割により、研修内容が変わってきます。

なので、研修担当者は一人ではなく複数人いることが望ましいと考えます。





このように①目的 ②期間 ③内容 ④担当者が研修プログラムを構成する上で重要なカテゴリになります。




最初から完璧なものを作成する必要はありません。

まずはスタートすることから始めるのです。そして徐々に修正と改善を進めるのです。




今回、お伝えしたプログラム(案)はどの事業所でも必要な基本となるプログラム構成となります。



おそらく、新人研修プログラムを作成する上で最も難しいのは「時間と担当者」の確保でしょう。

経営に関する視点が薄いために、運営を優先してしまうと新人を育てることができません。






以上となりますが、いかがでしょうか。

少しでも参考になれば幸いです。



引き続きよろしくお願いいたします。







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