おはようございます。
本日は、『フランチャイズの落とし穴』について考えていきたいと思います。
医療・介護・福祉業界において、フランチャイズ形式で運営されているビジネスとして、主に下記の4事業が挙げられます。
もしかしたら、他にもあるかもしれませんが近年、弊法人に相談が多いのは特にこの4つです。
1.訪問看護ステーション
2.訪問医療マッサージ
3.障害者グループホーム
4.就労継続支援
概ね、謳い文句としては6ヵ月程度で黒字化、あるいは数百万円の利益が出ますというお話です。
しかしながら、実態としてうまくいっている経営者、そうでない経営者がいるのはなぜなのでしょうか。
そもそも、確実に上手くいくビジネスなら、フランチャイズにする必要はありません。自分のところで進めて行けばいいのですが、どうしてフランチャイズ展開するのか。
・・・・疑問が残ります。
それは私自身がフランチャイズの良さを知らないということもありますが、これまでフランチャイズで展開して「順調です!」という声をあまり聞いたことがないからですかね・・・
しかし、ごくたまに年に1件程度は、順調です!という声を聴きます。
その理由として挙げられる共通点は、経営者が時間と労力、そして事業に対する想いを最大限に費やし”本気”で取り組んでいるに他なりません。
フランチャイズ展開する場合の多くは、多少お金に余裕のある経営者が、人を採用して人に任せるというスタンスなのですが、管理者を誰にするか?管理者によって大きく変わってしまうのです。
仕組みを売るフランチャイズですが、どんなにすばらしい仕組みでも、誰がやるかによっては答えが180度異なるところが、ビジネスの神様が与えた試練でしょうね。
人口減少、人材不足、そんな中で人に依存する医療・介護・福祉事業に関しては、ただ人を採用して仕事を任せるだけではうまくいきません。
人を採用したら育てるのです。教育するのです。
そうやって、小さなビジネスを大きくする必要があるのです。
そう考えると、フランチャイズだけに当てはまる落とし穴ではなさそうですね。
仕組みだけで解決する事業課題というのは、そもそも課題ではない可能性があります。
仕組みは重要!しかし、そこで働く人のマネジメントはもっと重要!
そういうことでしょう。
一般社団法人医療・介護・福祉人材マネジメント総研では、人材育成・教育に特化したサービスを提供しております。
即効性はありませんが、着実にこなしていくことで悪化を防ぎ、そして成長促進させます。
組織=人!これは間違いありません。
お困りの方はぜひご相談ください。
それでは。