営業活動が「地域連携」である意味について語る

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皆さんは”地域連携”という言葉を知っているでしょうか。

地域連携とは、医療・介護分野において、地域単位で地域にある医療・介護事業所が連携して、地域住民が住み慣れた町で最後まで生活できるように支援をすることです。


実は、病院内に”地域連携室”という部署がほぼ必ずあり、そこでは入院している患者さんが、住み慣れた地域に帰れるように、患者さんと地域にある様々な医療・介護資源を”繋ぐ”お仕事をしています。


地域単位でみれば、様々な事業所が点在する中では”連携”というより”競争”に近い状況になっていますよね。


だからですよね、医療機関や介護事業所、そして障害福祉事業までもが『営業活動に勤しんでいる』のは。







おはようございます。医療・介護・福祉経営コンサルティング SUKEです。


昨日からマスクの着用が個人判断となりましたね。

先ほど、いつものように朝マックに来ましたら、アクリルボードが外されていました。

カウンターに設置されていたアクリル板が無くなったことで、なんという解放感でしょうか。

今まで気にしてなかったものの、どこかでアクリル板等の過剰なコロナ対策にストレスを感じていたのかもしれません。


こんなにも解放されるものかと、なんだか今日の朝は気持ちがいいですね。






さて、本日は改めて『営業活動とは、地域連携活動』ということをお話いたします。


営業! 営業! 営業!


常日頃から、やりたくもない営業活動を強いられて、精神的に辛い思いをしている人はぜひ聞いてください。


また、医療・介護・福祉事業を経営している経営者、そして部下を率いる管理職の方も、ぜひ聞いてください。


皆さんが考える営業とは、飛び込み訪問がほとんどだと思いますが、実は飛込み訪問や訪問営業などは、10種類以上ある営業活動のうちの一つなのです。


そして、無理やり営業活動を強いたところで、実力がなければ訪問したって大した成果など得られません。


人には向き不向きがありますから。


また、ひとつ覚えていただきたいのは、営業活動は大切ですが、経営者や管理職が営業について語るなら、この医療・介護・福祉業界流に言葉やニュアンス、意味を深く理解して、アレンジして伝えなければなりません。







冒頭で伝えたように、医療・介護・福祉業界の営業とは、つまり”顔の見える関係づくり”なのです。

地域単位で点在する医療資源、介護資源、障害福祉資源が、互いに連携することで一人の患者さん、一人の利用者さん、そして介護に携わる家族を支援することができるのです。


元を辿れば、日本の財政の社会保障費は2022年で131兆円だそうで、そもそも高齢者増加に伴い、医療・介護・福祉分野のお金が高すぎて、なんとか皆、入院もせず、元気で自宅で頑張ってくださいね。という意図から始まっています。


そのことから、急性期病床数よりも、回復期や地域包括ケア病床を増床する傾向にあります。


これからは在宅で頑張っていこう! ということです。


国としては、今後、増える高齢者を病気になっても、介護になってもなんとか自宅でがんばってということで、在宅率が上がるわけですから、地域単位で考えても、医療・介護・福祉資源と言われる様々な機関が連携するのは当然のことなのです。


経営者は、ただ営業に行け!と怒号するだけではダメなのです。


まずはこういった背景をしっかりと理解した上で、だから”連携強化”が必要なんだよ、そのために様々な活動をしてもらう必要があるんだよ、

という説明をしなければなりません。


営業、営業、営業と言われれば人は離れていきます。


理解させる努力、説明する努力、自分が理解する努力が必要ですね。






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