「人間の手による”手技療法”!💜」🎾🚴‍♀️⚔️🏓⛳😎😍

記事
コラム
💎「あん摩・マッサージ・指圧について!」
日本人に多い肩こりや腰痛は、中年以降からの症状と言われていましたが
今や若い人にも多くみられる現象になっています。(デジタル社会所以!)
なんとなく肩が張る、痛い、重たいと感じたら
思わず肩に手が伸び、揉んでみたりさすってみたりしますよね!
目が疲れた時も同様に、目頭を揉んでみたり、瞼をなぞってみたりしませんか?そういう何気ないことが手技療法の第一歩なのです。
人間は、誰でも身体のどこかに痛みを感じた時あるいは違和感を感じた時、
自然に手はその痛い部分の周りを押さえています。
これは、まさしく「手当て」という立派な治療行為です。
このような行為を本能的治療といい、これこそが医療の起源なのです。
あん摩・マッサージ・指圧はその本能的治療の代表格であると同時に
歴史があるのです。
あん摩・マッサージ・指圧とは、
それぞれの技術者(施術者)の手や指で、異常な生活現象を表している
身体に対して、

💜6っつの力学的刺激💜
①押し
②揉み
③さすり
④叩き
⑤震わせ
⑥引っ張る
を与え、その刺激の強弱によって、身体の持つ恒常性維持機能を反応させて
健康状態を継続・増進させる刺激的療法なのです。
「手で体の状態を診ながら、悪い部分を発見して治療をする」ことを
共通とした刺激による療法です。
しかしながら、それぞれの手技・手法に違いと特色があるのです。


💎あん摩の基本手段
中国から伝わったあん摩は、鍼・灸(はりきゅう)療法とともに
東洋医術の一分野として発展した療法です。
あん摩のあんは「押さえる事」で、摩は「なでる事」を意味します。
血の流れを正しくして疾病を治療に導いたのが古来のあん摩です。
現在のあん摩は、「押す・こねる・つまむ・搾るように揉む方法」を
主体とした指による圧刺激で、一定のリズムで力や技を変化させて
複合的な圧力となって作用させます。
(紀元前後の医学書にある「引導按嬌」(いんどうあんきょう)という療法が
根源になっているという事です。
応神天皇のころ、百済から論語などと一緒に東洋医学の一分野として
鍼灸や湯薬(漢方薬)とともに渡来し、様々なアレンジが施され
その結果、日本風のあん摩が誕生しているのです。


💎マッサージの基本手段
ヨーロッパで生まれたマッサージは、現代の医学の学理が基本になっており
循環系の構造と機能が重視されます。
動脈管によって、身体の末端組織まで行きわたった血液は
今度は、静脈管を流れてふたたび心臓に戻ります。
しかし、動脈管に比べて弾力に乏しく、壁も薄い静脈管は血液を送り出す
力が弱く心臓が拡張しただけではなかなか戻りにくいのです。
そのために下肢や上肢の筋肉が運動によって収縮・弛緩するのを利用して、
血管を圧迫したりゆるめたりして、血液が心臓に戻るのを助けているのです。
リンパ管も静脈管と同じような構造ですから
リンパ液は身体の末端から中心に向かって戻るときの方が難儀なのです。
マッサージは、この血液やリンパ液が末端から心臓に戻ることを促すのが
目的の手技療法なのです。
上肢の場合は手先から、下肢の場合は足先から、心臓に向かって行います。
施術時には、皮膚に直接、オイルなどの滑剤を用いて行います。


💎指圧の基本手段
指圧は、あん摩の押さえる手技が日本で独自に発展した療法で
薄い衣服の上から身体に現れる反応点を対象に
主として「押圧法」によって刺激を与えます。
力学的刺激の度合いの加減に変化を与えて、
神経や筋の機能を調節するのが目的なのです。
単一の圧迫手技が基本で、
一点圧・継続圧・持続圧・継続加重圧・刺激(軽・中等度・激)など
圧法の形式に変化を持たせて複合圧として応用します。


💎「その人にあった適量な刺激を施すことでもたらされる作用&効果」
(作用)
①興奮作用
②鎮静作用
③反射作用
④誘導作用
⑤矯正作用

(効果)
①筋肉の緊張をほぐす。
身体の各部の筋肉は、緊張と弛緩を繰り返すことによって
骨や内臓などの器官を支えたり、動かしたりしています。
この緊張、弛緩がうまく行えずに、緊張が続くと筋肉が硬くなり
思うように体も動かなくなってしまいます。
さらに、筋肉が緊張している状態では、筋肉中に乳酸などの老廃物が
蓄積され、だるさや痛みをも引き起こします。
手技療法では、こうした筋肉の緊張をほぐして体の変調を調整して
骨格を矯正します。

②血液・リンパ液の循環を活発にします。
筋肉に刺激を与え、ほぐすことによって
静脈やリンパ管、毛細血管などの体液や血液の流れを良好にします。
そうすることによって、体の隅々まで栄養物を循環させると共に
痛みやだるさの原因になっている老廃物も取り除かれて
細胞が活性化されるのです。

③神経や内分泌の働きをよくする。
神経が高ぶっている時(興奮状態)は、機能を鎮静化させ、
神経の働きが低下している時は、逆に高めるように働きます。

④内臓の働きを調節する。
刺激した特定の部分だけではなく
他の臓器(内臓)にも刺激を与えて、機能が正常に動くように調整します。

⑤体調を整える。(自律神経のバランスを整える)
人間の身体は、常にベストの状態を保とうとする恒常性保持機能を持っています。手技療法によって与えられた刺激は、脳にも伝わり、
こうした恒常性保持機能を高め、全身の調子を良好にするように働きます。

💜これら身体への直接的な効果の他に、
最近、最も注目されているのが、精神的なリラックス効果や
ヒーリングと呼ばれている癒しの効果です。
患者に限らず、他人に手で身体をさすってもらう行為はとても心地良いものです。たとえそれがマッサージなどの治療でなくても、
手をあてられた部分の筋肉がほぐれ、
それまで滞っていた血行が回復したような感じがして
心身ともにリラックスできます。
こういった効果に着目し、精神的なストレス解消を目的とした人を
受け入れる治療院も多くなってきています。


💜身体の調子が悪い、どこかが痛いといった自覚症状があれば
真っ先に考えるのが病院での診察・治療です。
西洋医学を主体とする病院では、
身体の異変には、はっきりとした原因があり
それを診察や検査で見つけてから治療にとりかかります。

💎「しかし、特に原因が見当たらない診療が存在するのです」💎

・肩こり
・腰の痛み
・慢性的なひざや足の痛み
・しびれ
・頭が痛い・重い
・めまい
・耳鳴り
・疲労
・便秘
・不眠
・食欲不振
・冷え
・慢性の神経痛・リウマチ・高血圧症

などは、通院してもなかなか完治するまでには至りません。
病名は、つけようがなく
不快な あるいはつらい症状の事を不定愁訴(ふていしゅうそ)といいます。
「あん摩・マッサージ・指圧」は、このような不定愁訴症候群に対して
治療効果が認められているのです。

また、
あきらかに、骨や筋肉、あるいは内臓に原因がある場合には
病院にて治療をし、その後の💜「リハビリテーション」💜の一つとして
利用をされているのです。




💎鍼・灸(はりきゅう)とは!
古来「中国」から伝わった治療方法で鍼治療、灸治療。
「聞いたことはあるけれど、試したことはない」という人が
大半ではないでしょうか!
痛そう、痕が残りそう、もぐさの匂いが臭そう、などが
言葉から連想されるイメージだと思います。

では、「ツボ」という言葉はどうですか?
聞いたことがあるでしょうし、何より日常会話でも使いますよね!
「話のツボ」とか「ツボを心得ている」という言い方などがそうです。
他にも、肩こりを解消するツボ、頭痛を治すツボ、ダイエットのツボなど
女性誌の健康特集などで見たことがありませんか?
このツボとは正しくは経穴(けいけつ)といい、鍼・灸治療とは
密接な関係にあるのです。
鍼治療は、文字通り先端がとがった鍼を、身体のあちこちに点在する
ツボなどに刺して刺激を与えて身体の調子を整えます。
灸治療は、同じくツボなどに温熱という刺激を与えて、調子を整える方法で
どちらも仏教伝来と同時期に薬湯(漢方薬)などと一緒に
中国から日本に伝わってきました。
江戸時代後期までは医療といえば中国医学(東洋医学とも称する)
を指していましたが、
明治時代になって医療制度がドイツ医学を基本とする西洋医学中心に代わって
から以降、鍼治療などはどちらかというと日陰的存在になってしまいました。
しかし、治療効果があることを歴史が古い分だけ民間から根強い支持を受け続け、現在では、西洋医学とは違った観点で世界中でその効果が認められています。1972年には、WHO(世界保健機関)が、鍼灸を世界の伝統医学の1つとして正式に認めて、1979年には、43の疾患を鍼灸治療の適応と認めて
発表しています。これをきっかけに、アメリカをはじめとする多くの国々で、「鍼灸ブーム」が起こりました。

💎古代、人間は、当然ながら、医療技術を持ち合わせていませんでした。
病気にかかったり、ケガをした時には、せいぜい手で揉んだりさすったり
あるいは叩いたりして痛みなどを軽くするのが唯一の治療法でした。
そのうちに、患部やその周辺、あるいは患部から離れたところなどを
手近にある動物の骨や竹、石などで叩いたり、押したりすると症状が
軽くなるという事を発見したのです。
これら動物の骨や竹、石などが治療道具としての鍼の起源で
それぞれ「骨鍼(ことしん)」「竹鍼(ちくしん)」と呼ばれていました。
もちろん、初めの頃は、技術もないので今の鍼ように細く、身体に深く刺す
ことができるようなものではなかったのです。
したがって、用途としては、せいぜい患部を押したり、叩いたり、切開する
道具だったと思われます。
そのうちに製造技術も進歩をして、小さな錐形の石器が誕生しました。
これが鍼の全身と言われています。
現在は、ステンレス製の使い捨て(ディスポーザブル)鍼が使われています。
ところで、「鍼」はなぜ「針」という漢字を使わないのでしょうか?
「針」は、「鍼」の俗字で、両方とも布を縫うハリの事です。
しかし、いつのまにか物を縫ったり刺したりするものや、細長くて先がとがったものを「針」と表し、物を指す道具、すなわち、身体に刺す器具などを
「鍼」と表すようになったのです。
現在では、中国でも「鍼治療」ではなく「針治療」に表記が統一されているようです。

💎鍼治療の基礎知識
鍼治療では、鍼の刺激が病気が機能を高ぶらせている場合には、
鎮静作用となり、逆に
減退させている場合には、興奮作用となります。
病状にあった適当な刺激を与えるためには、
①質
②量
③受け手の状態
・病気の程度や症状などは当然、「性別や職業」などによっても
 「感受性(被刺激性、興奮性など)」が違ってきます。
の3っつの要素を考慮します。
1.使用する鍼の選択
・長くて太い鍼:刺激が強い
・短くて細い鍼:刺激が弱い
2.鍼の刺し入れ速度
・刺し入れ(体に入れるとき)
・抜き去り(抜くとき)の速度が急であれば刺激が強い
3.手技の選択
・鍼術にはいくつかの種類があり、どの方法を選択するかにより
刺激の強弱が違ってきます。
4.刺激時間
・長時間の刺激の方が強い

💜臨床試験に基づく鍼治療の適応症💜
①神経系の疾患
・各種神経痛
・神経麻痺
・自律神経失調症
・脳卒中の後遺症
・不眠症
・頭痛
②感覚系の疾患
・仮性近視
・白内障
・麦粒腫
・眼精疲労
・難聴
③運動系の疾患
・各種変形性関節症
・リウマチ様関節炎
・顕肩腕症候群
・むち打ち症
・五十肩
・腰痛
・肩こり
・捻挫
・腱鞘炎
④循環系の疾患
・本態性高血圧症
・動脈硬化症の諸症状
⑤消化系の疾患
・慢性の胃炎
・慢性の腸炎
・神経性消化不良
・便秘
・下痢
・痔
⑥呼吸系の疾患
・気管支喘息
・気管支炎
・咽頭炎
・鼻炎
・感昌
・扁桃炎
⑦泌尿系の疾患
・膀胱炎
・尿道炎
⑧代謝疾患
・脚気
・痛風
⑨小児科疾患
・小児消化不良症
・小児の癪
・夜尿症
・夜鷹症
⑩婦人科疾患
・月経不順
・月経痛
・冷え性
・更年期障害

💎灸治療の基礎知識
灸も刺激治療で、温熱という刺激が、病気が機能を高ぶらせている
場合には、鎮静作用となり、逆に
減退させている場合には興奮作用となります。
病状にあった適当な温熱刺激を与えるためには、
鍼術と同様に
①質
②量
③受け手の状態
の3要素を考慮します。

1.もぐさの大きさ
・大きいもの:刺激が強い
・小さいもの:刺激が弱い
2.ひねりの強度(適度のもぐさを指でひねって灸の材料にする)
硬くひねったものほど刺激が強い
3.手技
①有痕灸(ゆうこんきゅう)
直接皮膚の上にもぐさを置いて点火して
温熱的刺激と火傷(やけど)を与え、
それに伴う生体の反応を利用しようとするものです。
皮膚に痕が残る灸での施灸方法があります。
・透熱灸:一般的に行われている方法で、熱を身体の深い所でまで
     浸透させる灸です。
・焦灼灸(しょうしゃくきゅう):皮膚とその下の組織を焦がしてしまう方法です。施術する場所は、主に、ウオノメ、イボなどで
自然に落ちるまで患部に複数回、直接、灸をして組織を破壊します。

②無痕灸
灸の痕が残らないように、熱さをあまり感じないように施術する灸法で
やわらかい温熱刺激が特徴です。
・隔物灸(かくぶつきゅう):もぐさと皮膚の間に物を置いて施灸します。
              置くものは、ニンニク・生姜・ビワの葉など
・温灸(おんきゅう):もぐさを容器に入れて、皮膚に近づけたりする施灸で   
           す。温筒器など温灸専用の機器類もあります。
           おもに、灸痕が残ることを嫌う
           子供・女性、身体的に衰弱している人などに施術する     
           方法です。

💎「気」とは、何でしょう! 
一口に言ってしまえば、「エネルギー」です。
気には三つの種類があります。
①親からもらった生命のエネルギー
②飲食をして、吸収した栄養素
③空気中の酸素

痛みなどの症状は、「気・血の流れ」が滞って起きるとされていますから
治療も経路に沿って、ツボを鍼・灸で刺激をして、流れをスムーズにさせるのです。
人間の臓器をはじめ各部位は、陰と陽に二分されています。
どちらかの働きが強すぎたり、弱すぎると、
バランスが崩れて病気を引き起こす原因となるのです。


💎ツボの正体⁈
経穴、つまりツボは、経路上の重要な中継点で
「気」が 出入りする場所とされています。
鍼・灸などの治療をすると、特に効き目が表れるポイントです。

中国医学では、
人とは、経路で各部位が有機的につながっている生体とみているので、
病気になった場合には、一か所だけではなく
経路に沿って、ツボになんらかの変化が現れると考えます。 
実際に治療に使われているのは、1000か所以上もあります。
このことから、科学的に曖昧で、ここがツボと言い切れる明らかな特異点は
ありません。
病気や内臓に異常があるときは、
ツボにも知覚異常、色素沈着、圧痛、筋の弛緩緊張、電気抵抗の変化
といった反応が現れることがありますが
これは内臓の異常が脊髄を介して皮膚や皮下に内臓体性反射ではないか
と言われています。
運動神経に影響をした場合は、筋肉が緊張して、
自律神経に影響したときには電気抵抗に変化がみられるようです。
逆に言えば、ツボに刺激を与えれば、内臓体性反射の逆経路を通って
内臓にも刺激効果が届く、という理論が成り立ちます。

故に、ツボについては、今までも様々な研究や実験が行われ
各種の説が発表されています。
また、鍼・灸の効果のメカニズムについても研究がなされ現在も進行中です。
科学的に解明されていない部分が多いのが、現実です。
古来より伝承されてきた「経路ツボ説」が
現在のところ、唯一確立された理論といえると考えます。














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