認知の歪み

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マネー・副業
ひとには思い癖が必ずあると思います。何か事件や出来事があるとすぐに悪く解釈するマイナス思考や、根拠もなく「きっとこうに違いない」と決めつける恣意的な推論はよく見かけます。これらのことを「認知の歪み」と言います。厳密には「自動思考」、つまりふと浮かぶ否定的な考えと、その思考をつくる個人の人生観や世界観(スキーマ)が影響しています。これまで生きてきた経験や学習から、条件反射的に浮かぶネガティブな思考のことです。これの行き過ぎたものが「心の病」です。

例えば、友達に送ったLINEが既読になっているのに返事が返ってこない。この時、「何か気に障ったかもしれない」と考え込んだり落ち込んだりするのも認知の歪みです。本当はそんなことはなく、たまたま相手は忙しいだけかもしれない。こういうことは独りで考え込むと延々と続くものです。一方、誰かに「気にしなくてもいい」と言われれば救われたりもします。要するに人に相談して違うモノの見方をしてみることが大事なのです。

また自分の認知の歪みを予め認識できていると人生はもっとラクになるでしょうね。例えば「良い面を見ずに悪い面ばかりに目が行く」「私はダメな人間だと直ぐにネガティブなレッテルを貼る」「たまたましてしまった失敗を大きなものとして誇大視する」「今回は偶然そうだったに過ぎないことを一般化してしまう(過度の一般化)」「なんでも自分のせいにする」「こうでなければならないと思い込む」など。これらが現れたら「ほら、またいつもの認知の歪みだ。私の悪い癖だ」と笑い飛ばせば良いのです。

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