相談者は自らの力で解決できる。

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マネー・副業
キャリアコンサルタントの勉強を始めて最初に習うのがこれです。
「相談者(クライエント)は自らの力で問題を解決できる」。
え、そうするとキャリコンの存在価値って何なの?と思うかもしれません。

しかしキャリコンの存在価値にかかわらず、相談者は自分で問題を解決するのは真実だと思います。
言葉を換えるなら「相談者の問題は相談者自身にしか解決できない」のです。

キャリコンの存在価値は「相談者の人生や悩みを受け止め寄り添い、そして背中を押すこと」くらいです。

よく企業、ビジネスでも「顧客の悩みを解決します」という言葉を聞きます。
「顧客の悩みを解決するのが私たちの仕事だ」と。
それは傲慢というものです。
これを「メサイヤシンドローム(メシア=救世主である私が世界を救うのだという病状)」と言います。
しかし真実は「顧客の悩みを解決する」ではなく、
「顧客が悩みを解決する」です。

だから顧客がその会社の製品やサービスを見て「これは私の問題を解決する役に立つ」と思えば、喜んで買うのです。

キャリアコンサルティングも全く同じです。

相談者の未来は相談者自身にしか創造出来ない。
これは厳然たる事実であり「人生ゲームのルール」そのものなのです。

そこでキャリアコンサルタントは3つの基本的態度を守ります。
「受容」
「共感」
「一致」です。

「受容」は相談者に無条件の肯定的関心を持つこと。
「共感」は相談者に寄り添う理解をすること。
「一致」は相談者が憑依したかのような自己一致を目指すこと。

これを唱えたのはカール・ロジャースで「来談者中心療法」と呼ばれています。

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