16テストとは? 9

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「同一関係」のメリット&デメリット

 「自分がもう一人いたらな…」多くの人がそう思うでしょう。

 16テストなどの心理学上、これに当たる人は「同一関係」と言います。

 「同一関係」は16の気質特性の中で'自分のものと全く同じ気質特性'となります。

 それでも、「持って生まれたもの(氏)」と「成長過程や周りの環境(育ち)」によっては'自分のものと全く同じ気質特性'でも男女差や世代差など多少の違いはあります。

メリット
・「類は友を呼ぶ」法則から同じ気質特性のため、誤解なくスムーズにやり取りができる。
・(特にINFP(ウサギ型)などのHSPスペクトラム(繊細さん)は)世界中でも'マイナー(少数派)な人種'のため「同一関係」の相手と関わることができたら喜ぶ。
(これが特に多いと思います)
・「自分がうれしいこと≒相手もうれしいだろう」という期待感
・ずっと平和に過ごせる。
・距離感もちょうどいい。
・お悩み相談しあえる(ケアしあえる)。
・お互いの「限界値」が同じため一緒にいると疲れにくい(病みにくい)。
・(お互いに世代差や経験差がかなりある場合)お互いにかなり魅力を感じる。
(特に、既婚か独身か、子育て中か子育て卒業したかなど…)

デメリット
・苦手なこと困りごとが同じため、同じ問題に対処できない。
・(マイナスなこともやらざるを得ないため)ゆっくり成長する。
(早い変化を望む人には不向き)
・(ずっと平和に過ごせる一方で)退屈になりやすい。
(ある程度の時間が過ぎたら、どちらかが独立(巣立つ)のがよい)
・同じことを仕切りたがるので協力しずらい。
・議論に発展しやすく、マウント合戦になりやすい。
・相手が自分の期待したことを行うとは限らない。

 「同一関係」はまずまずですが、「自分の客観視」できる数少ない関係です。
 特に、アルファベットの2番目が「N(iNtuitive)→(外からの刺激に対して)主観視」の場合、どうしても「全て自分のせい」と「懲罰的自己責任」に陥りやすいです。

 私もそうですが、この気質特性は'課題の分離'が無意識にできません。成長過程などである程度訓練すれば多少はできるかもしれませんが、それでも「S(Sensor)→(外からの刺激に対して)客観視」の気質特性の人に比べるとかなりぎこちないです。

 「同一関係」はお互いを客観視できるよい関係なのは変わらないです。
 ただし、仕事の世界や生活(家事や世話)などは「分担制(当番制)」と決めるとはかどります。
 特に、「I型」の人-「I(Introvert)→内向き志向(ソロ派)」は「1人の時間」が大変貴重です。
 寂しいかもしれませんが、家族だからこそ'寝室や個室は別々にする'や'ネントレ(欧米式の赤ちゃんを別室に寝かす)'は有効なのかもしれません。

 特に、欧米式のネントレは夜を「1人」にする分、昼間に日常的にスキンシップを多めにすると効果的でしょう。実際の欧米でもそうです。

 このネントレもそうですが、欧米は徹底して「1人の時間」や「家族の時間」を大切にします。
 それはやはりキリスト教(ミッション)の「神様の下はみな平等」や「家族主義(家庭主義)」という価値観が根強いからなのかもしれません。


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