栄養相談ってなに?

記事
コラム
そもそも栄養相談では何をするのか。
今日はこれをテーマにお話ししようと思います。

栄養相談では、対象の方のお悩み解決をサポートしうる食事摂取の方法をお伝えしていきます。

私が勤めていた病院は有名な大学病院だったため、対象の疾患も本当にさまざまでした。
・生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常症・肥満症など)
・がん(食欲不振、高カロリーな食事のとり方)
・消化管術後(胃・小腸切除後、イレウス予防など)
・嚥下障害
・膵炎、胆嚢・胆管炎
・小児の生活習慣病や体重増加不良
・神経性食欲不振症

さまざまな患者さんとお会いできた経験は、私の財産になっています。

ここまで疾患の種類が多岐にわたっていると、もちろんお話しする内容もそれぞれの疾患に沿ったものになりますし、患者さんの生活環境や周囲のサポートの有無なども考慮して栄養相談を行っていたため、アプローチの方法は本当に個々で異なってきます。

しかし、私がどの患者さんにも共通して行ってきたことがあります。
それは、
「体重の評価」です。

肥満の方にも、やせの方にも、普通体重の方にも、体重を客観的に評価し、それをもとに必要なエネルギー量の確認を行っていました。

①体重の評価と適正(必要)エネルギー量の確認
②普段の食事摂取状況の聞き取り
③適正エネルギー量と実際の摂取エネルギー量との差を確認
④具体的な食事のアドバイス

これが私が行っていた流れです。

「栄養相談」と聞くと、「色々言われるのかな」と想像される方も多いようですが、私が考える栄養相談のあり方は、対象者の方のお話を十分に「聞くこと」だと思っています。
したがって栄養相談は、私にとっては「聞く場所」なのです。
すなわち栄養相談を受ける方にとっては「話す場所」

無理なく続けられる栄養相談を行うためには、対象の方の背景や嗜好も全て踏まえた上でアドバイスさせていただくのが有効だと考えます。

少しでも栄養相談受けてみたいと思われた方は、お気軽にご連絡おただければと思います!


写真は先月行ってきたハワイの朝焼けです。
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