9月からはパリ生活です!

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私は3年と少し、都内の大学病院で管理栄養士として仕事をしてきました。

・患者さんに対して栄養相談を行う
・入院患者さんの栄養管理(経口摂取のみならず輸液管理など...)
・病院食のアレルギー管理

この3つが主な仕事内容です。

特に栄養相談では、さまざまな患者さんにお会いする機会があり、糖尿病や高血圧・肥満症などといった生活習慣病にとどまらず、心臓病・嚥下障害・消化管術後・膵炎や胆炎・がん、などなど... 多種多様な疾患に対して栄養のサポートを行ってきました。(累計1500件以上は行いました...)

その中でいつも思っていたことを、本日お話ししようと思います。

私は患者さんの栄養管理を行う際に、「患者さんのQOLが最大限になるようサポートする」ことを常に心がけていました。

QOLは耳にしたことがあるかも知れません。
Quality of Life:生活の質 のことです。

医療で難しいのが、治療のための行為や過程が、必ずしも患者さんのQOL向上に結びつかないことがあることです。
栄養相談は、それが顕著に現れます。

例えば、糖尿病の患者さん。
私はもちろん管理栄養士として、
「加糖飲料は控えましょう」「毎食野菜を先に食べてください」
など提案することが多いです。
それを実行できたら、確かに血糖値は下がるかも知れません。

でも、食事であれこれ制約が出てくることは、果たして患者さんのQOL向上を十分に考慮できているのか。QOL向上の本質はなんだろうということを常に考えさせられていました。

食事療法は続けることに意味があります。
続けるといっても日単位ではなく、本来であれば月単位です。
しかし、初めから高い目標を設定しても続きにくいですし、それこそ食事の制約が多すぎても、挫折してしまうことが多い。

私の経験上、これに対する解決策は、「目標をかなり低めに設定する」ことです。

期待されている感じがあると、意欲が沸く人もいるため一概に上記が応用できるというわけではありません。
ただ、最初はやりやすい低めのハードルからスタートすることで、それが繰り返しできたときに「成功体験の積み重ね」に繋がっていくのです。

いかにして患者さんに、ちょっとした「できる!」や「できた!」を提供できるか、そこを意識して栄養相談を行っていました。


私は現在仕事を辞めています。
理由は9月半ばからパリに大学院進学のため留学するからです。
実は専攻は、栄養は全く関係なく、コース名は
Fashion Brand Management -Luxury Major MBA になります。
キャリアの大きなシフトチェンジになるので、私にとっては大きな挑戦の年になりそうです。

けれども栄養に関する仕事が嫌いになったとか、そういったものがキャリアシフトの理由ではありません。

そこについては今後のブログで詳しく紹介できればと思っています!

ぜひお気軽に、栄養相談受けてみていただけると嬉しいです。
実際にどういった内容になるかなど、詳しいことを載せた記事を今後掲載していこうと思います。

読んでくださりありがとうございます。
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