画期的なAI作曲 新たな可能性

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音声・音楽
AI作曲といえば、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?私にとっては「使いたいけど使いづらい存在」です。なぜならば、作品の著作権の取り扱いに法的リスクがあるから。ただ、今回取り上げるMelismaβは著作権を気にせず使えるようです。

今回は生成AIを使って楽器の音を合成するシステム「Melisma(β)」をご紹介します。

その特徴は、サンプリング音源のようなプラグインタイプではなく、MusicXMLを使ってシステム経由でWAVファイルを生成できるところにあります。生成AIを使ったシステムでありながら商用利用できるという点も画期的です。

使いこなせられるようになれば、自分のDTM制作をさらにレベルアップできるかもしれません。Melismaβのリリースによって、音楽制作に新たな可能性を感じた私は、リサーチを兼ねてこの記事を書くことにしました。

この記事を読むことで、Melismaβの料金プランや使い方などについて知ることができます。

神楽音楽出版の製品

Melismaβは神楽音楽出版の製品です。

生成AIによって作られるフレーズは、同じフレーズでも生成ごとに違うニュアンスが表現できます。そして「AIの学習には、権利的にクリーンな専用の楽譜と演奏データを使用しているため、安心して商用利用可能」と書かれています。この一文の意義はとても大きいですね。

Melisma(β)の料金プラン

月間最大書き出し時間と月額です(2023年12月現在)。

無料プラン10分→0円
開発応援30プラン30分→300円
開発応援60プラン60分→1,000円
開発応援150プラン150分→2,000円

Melisma(β)の使い方5ステップ

準備するもの:XML形式の楽譜ファイル(MusicXML)

1) ユーザー登録
2) ログイン
3) Melisma(β)の生成ページでMusicXMLを取り込む
4) 生成ボタンを押す
5) 必要に応じて詳細設定(楽器やピッチなど)

まとめ

Melisma(β)は、MusicXMLを使ってシステム経由でWAVファイルを生成できる合成システムです。安心して商用利用が可能で、DTMクリエイターの制作にも一役買うかもしれません。ホームページにはデモ用のMusicXMLが用意されており、無料版から使うことができますので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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