両方は手に入らなかった

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結局シゲを手放せない私の気持ちをシュウはお見通しで…
私は、可愛い息子シゲと暮らす為にテルの元へ帰った。
でもシュウの事は忘れられない…
テルと居れば尚更だった。
どうしても比較してしまう。
シュウと電話で話す事も無くなってしまったけれど偶然会いやすい場所に買い物に行ったりしていた。
会ったところで
「元気か?」
「うん…」
だけなのだが…
こうして私の心の支えは前の様にシゲだけになった。
ただ、まだ自分を好きになってくれる人がいるって事実と自信をシュウが残してくれた。
シュウと出会う前は
【私は終わった…】
と思っていたし、テルからもそう扱われていた。
そんなテルと果たしてうまくやっていけるのか…
結果はすぐ分かる事になる…
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