我が子との再会

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シュウと別れた事でシゲと離れている事が完全に無理になった。
そしてシゲの面倒を見てくれていたテルのお母さんも孫に手を焼き、やはり無理になっていた。
ある日、電話にたまたま私が出た。
「ハイ。もしもし…」
電話の向うで喋っているのはシゲだった…
涙が止まらない。
会いたくて会いたくて我慢し続けた。
「お母さん…会いたいよ…」
迷わず迎えに行く事にした。
声を聞いたら悩む余地も無い。
そして数か月ぶりにシゲに会いに行った。
「マユちゃん…シゲが精神的に不安定になってるの。全く言う事も聞かないし泣いてばかり…やっぱりマユちゃんじゃないと無理なのよ」
とテルのお母さんは疲れ果てた様子で私に話をしてきた。
さぁどうする!?
いや、どうしょうもない…
シゲを手元に置くにはテルとやり直すしか無いのだ。
シュウは、私がシゲと居られる様に私を振った…
その時に気付いた。
そして、その気持ちを無駄にしない為にも私は大嫌いなテルの元へと帰る事に決めたのだった…
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