第三者を入れての話し合い

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久しぶりに自宅に戻ってみると思い出すのはシュウとの事ばかり…
テルとの楽しい思い出など何も無かった。
そんな家での話合い。
テルの親友の尾崎さんは、とにかくビックリしていた。
「マユ…どうしちゃったんだよぉ。テルの事は、どう思ってるのさ?」
「テルに対しての愛情はもう無いよ…テルだって私の事なんて大嫌いでしょ?」
逆に聞き返した私にテルは、意外な返事をした。
「嫌いじゃない」
【は!?ありえないっ!!】
「えっ!!そんなわけ無いよ!嫌いじゃなきゃ出来ない事を沢山したはずだよ。私はテルが少しでも私に対して愛情を見せてくれてたら他の人を好きになんてならなかったよ!でも嫌われ続けたんだしこれ以上は無理だよ…」
それでもテルは
「ずっと好きだった」
と言い張った。
そんなの今さら信じられるはずも無く私はシュウとの事は浮気では無く本気だとハッキリと伝えた。
結局、尾崎さんは何も言えなくなり肩を落として帰って行った。
テルが今までどれだけ家庭を粗末にして来たかを知っているだけに…
そして自分もそんなテルと遊んだりしていただけに何も言えなくなってしまったのだ。
しかしテルの次なる弁護人はあろう事か私の両親だった。
尾崎さんと違いこれはとても強敵であった。
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