好きな人に彼女が

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その日はなぜかシュウの居る店では無く、めったに行かない別のパチンコ屋で打っていた。
しかし!
なぜかそこにシュウが!!
お互いにビックリしてしまった。
シュウは仕事中で、ライバル店のお客の人数をチェックしに来ていたのだ。
そんな仕事中のシュウだったが私の隣に座って
「相談がある…」
と語り始めた。
「旦那とうまくいって無いって言ってたじゃんかぁ…俺も婚約してる彼女いるんだけどうまくいってなくてさぁ…結婚すんのやめようかなって思ってんのよ」
【ええーーっ!!婚約者ーー!?】
自分は結婚しているクセにショックを受けた。
冷静に考えれば彼女いそうだよ…
そんな事も考え付かない程に私は浮かれていたのだ。
そして、シュウの事、彼女の事、色々話してくれた。
これでただのパチンコ屋の素敵なお兄さんじゃなくなった。
私も家庭の話をしたし、お互いの事が少し分かった気がした。
そして嬉しさとショックの交ざった複雑な気持ちでその日は家に帰った。
私が遊ぶ日はテルがいない日。
テルがいない家の中で一晩中シュウとシュウの彼女と自分の事を考えていた。
私の頭の中にもぅテルの存在は無かった…
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