パチ屋の恋の始まり

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「旦那とは打ちに来ないの?」
と聞くシュウに
「うん。仲悪いからね」
と笑って答えた。
そして次の日は店でファン感謝デーのクジ引きがあるからと誘われたのだった。
「これ以上負けられないし」
と言う私にシュウは
「クジだけ引いて帰ればいいよ(笑)」
とクジ引きの時間を教えてくれた。
次の日…
結局はクジだけに留まらず、懲りずに又打ったが今度は勝てた。
クジでも5000円相当の工具セットを当てて
【やっぱり来て良かった】
とつくづく思った。
何よりシュウと仲良くなれた事が嬉しかった。
自分も近くのパチンコ屋で働いている事を告げるとシュウは
「え!マジで?辞めてここで働けばいいじゃん!」
と言ってくれた。
ま、人の紹介だからそれは無理な話なのだが…
私は自分の仕事中シュウの事ばかり考える様になりいつもニコニコしていた。
私に意地悪を仕掛けてくる従業員のおばさんが居たのだが、どんな嫌がらせをされてもニコニコ…
シュウに出会ってすっかりフヌケになってしまったのだった。
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