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ココナラブログ
車の免許
記事
小説
壮絶主婦マユ
2022/02/27 20:45
シゲが2歳になった頃、私は車の免許を取る事を決心した。
本当は18歳になったらすぐに取ろうと決めていて貯金もしていた。
しかしその貯金は全てシゲの出産費用に消えたのだった。
まぁそんな事は自分が望んだ事だから良かったのだが、テルの変貌は予想外だった。
17歳だった私にテルは
「教習所に行く様になったら俺が運転教えてあげるよ」
と言っていた。
教習所の教官の仕事をやりたがっていた位運転には自信があるテルだった。
しかし結婚後のテルは車の中でこう言った。
「乗せてもらってるくせにエラそうにするな!」
エラそうにしているつもりなど無かったが喧嘩になれば口では私の方が強かったせいもあってそんな風にとられていたのかも知れない。
しかし極力電車で移動していたにもかかわらずそんな事を言われるとさすがにカチンと来た。
テルばかりが好き勝手にやっていて…
【私が教習所に通う位いいじゃんか】
と思った。
そして
「教習所に通いたい」
とテルに話すと
「オマエみたいなバカには無理だよ」
と言われた。
【アンタに出来て私に出来ないわけ無いよ!】
と思ったが口には出さず黙ってマルイでローンを組み入校を決めた。
そして教習所の教官になる為に大型の免許まで取ったテルは1度も何かアドバイスさえもしてはくれなかった。(教官になるには大学を出ていないとダメだって調べもせずに大型免許をとった方がバカだと思う)
私は意地でマニュアル車のコースでなんとか自力で免許を取った。
シゲを教習所内の託児所に預け必至に頑張ったのだ…
#ノンフィクション
#経験談
#デキ婚
#10代
壮絶主婦マユ
話を聞くのが好きなトリマー / 50代前半 / 女性
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