敵が多すぎる赤ちゃん

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「結婚して2人で子供を育てたいと思います」
そう言ったテルに父は…
「悪いが今回は諦めてくれ」
と…
【は!?話が違う!!】
真剣にビックリした。
「なんでよ~!?」
と聞く私に
「オマエ、シンナー吸ってたんだよ。障害持った子供が生まれたらどうする?もっと年数たってからにしろ」
なんでも、父の友達がボランティアで薬物依存の子の何かをしているらしく、どうやらその人に吹き込まれたらしい。
私は又も泣きだした。
そんな、私にとっては見ず知らずのオヤジの話で我が子を殺せと?
冗談じゃない!
もぅイヤになる位みんなに反対された。
叔父には
「そんな若さで子供なんて産んだら後悔するぞ」
と言われた。
「堕ろしたら後悔するけど、生まれた子を前にして後悔なんてするわけが無い!」
と言い放ってやった。
そして私が障害児を産むと洗脳された両親には
「医者でも無い人の意見で『ハイそうですか』って中絶なんて出来ないよ!まずは医者の意見を聞いてから考えるよ」
と言ってひとまず帰った。
そして継母と2人で又病院に行くまでの間、毎日泣いて暮らした…
会社ではオカちゃんが上司から
「友達ならマユの為にも今回は諦めさせろ」
と言われていた。
お腹の赤ちゃんには敵が多い。
そして、いよいよ病院へ…
シンナーの件を相談した私たち親子に先生は…

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